温帯性睡蓮

(Maliacea Chromatella and Escarboucle)
(マリアセアクロマティラとエスカボークル)

2003年6月30日

2003年4月21日、Maliacea Chromatella(クロマティラ)と Escarboucle(エスカボークル)の苗が届き、植え付けをいたしました。
入手先は、熱帯性睡蓮でもご紹介した、「宮川花園さん」です。
http://www.h3.dion.ne.jp/~lotuses/index.html
浅鉢がやや大きめだったので、二つの苗を、成長方向にスペースをとり、Z字型にうえました。
温帯性睡蓮は野外、二階の屋上に出してあります。

5月中は北国秋田のことで、温度が低いためか成長はごくゆっくりでしたが、6月に入ると北東北は、月の前半では晴天が多かったためか、急に葉数が増えてきました。この繁り方を見て、二株を入れるのには睡蓮鉢がちょっと小さすぎたように思え、反省。

6月13日、クロマティラに蕾を発見。
蕾が出ると、楽しみもふくらみます。

6月18日、この屋上の睡蓮鉢の水が濁ってます。葉にも一部、破れが・・・どうしたのでしょう?
翌日、原因が分かりました。
次の日、「ガーガー」とハシボソガラスの鳴き声を聞き、屋上に行ってみると、カラスの姿はありませんでしたが、睡蓮鉢の周囲に水がまき散らされ、カラスの足跡がそこからテンテンと数個ついています。
睡蓮鉢が「カラスの水浴び」に使われてしまったようです。
3階の冷却塔から水漏れがあったときにも、目敏くそれを発見し、水浴びにカラスが来ていたことがあります。
冷却塔なら良いですが、小さい睡蓮鉢で水浴びをされてはたまりません。せっかく蕾も出てきているのに(蕾は無事でした)

さっそく、カラスよけのネットを買ってきて、フェンスを利用して張り、睡蓮鉢をその中に収容しました。
なんか、檻の中にいるようで、睡蓮がかわいそうですが、いたしかたありません。
防鳥ネットを張っている間、ハシボソ君は隣のアンテナに止まって、こちらのすることをじっと見ていました。
(イタズラは困りますが、私はカラス自体は嫌いではありません。何かしている仕草は他の鳥を見るより面白く、可愛いとさえ思えるときがあります。)

6月29日、6月後半は雨天、曇り空が多かったためか、蕾はなかなか開花しませんでしたが、ようやくこの日、6月29日にクロマティラが咲きました。
色はクリームイエロー、花の径は7cm、上品でカワイらしい花姿です。


↑6月23日、ネットの中の睡蓮


↑6月29日、クロマティラ開花、ちょっと葉を整理しなければなりませんね。


↑同花のアップ

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