秋田大学附属鉱業博物館

2001年10月14日、秋田大学附属鉱業博物館に行って来ました。種々の鉱物標本などを見学したのですが、ここではサンゴ中心に数カットを紹介します。

現在(新生代、中生代)、サンゴと呼んでいるのは、皆様ご存じの通り、六放サンゴ、八放サンゴ、ヒドロ虫類に属する刺胞動物ですが、今回、古生代の海に栄えた四放サンゴ(四射サンゴ)の化石が展示されていましたので、ご紹介します。

四放サンゴとは、サンゴの第一隔壁が「4」枚でできているサンゴです。
現在のサンゴと、古生代のサンゴには断絶があり、古生代のサンゴには、上記の四放サンゴ、床板サンゴ、異放サンゴなどがあり、古生代オドルビス紀中期(4億7000年万年前)に誕生し、古生代末(2億5000万年前)に絶滅しています。
古生代のサンゴと現在のサンゴは系統的に繋がっているのかどうかはまだハッキリしませんが、古代のサンゴも現在と同じく、暖かい浅海に生息し、単体、群体のサンゴがあって、珊瑚礁を形成するなど、同様の生態的地位にあったようです。

(博物館のHP:http://www.mus.akita-u.ac.jp/

以上、四放サンゴ

これはニシンの化石。ニシンは原始的な硬骨魚です。
硬骨魚は原始的なほど腹鰭が後方にあり、進化するに従って頭部へ移動します。
サケなどは腹鰭は後方にありますし、ヤッコ、チョウチョウウオなど進化した魚類はほとんど胸鰭の下あたりに腹鰭が来ています。

アヤシイ写真ですね。
スーリンの赤外線映像です。
サングラスをかけているわけではなく、冷たい部分(髪、メガネ、鼻)などは黒く写ってしまいます。

PS
家族で、鉱物標本を観察していると、博物館の方がガイガーカウンターをもっていらして、ウラン鉱石に当てていました。
「ガガガガガガー」
観察位置で、結構放射線が出ているよう!
(館の方々は子供達に大変親切な方々でしたが)

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