テッポウエビとハゼ

 良く知られた共生で珍しくはないのですが、かわいいので写真にしました。

ハゼ:ハタタテネジリンボウ Stonogobiops nematodes   
エビ:ランドールズピストルシュリンプ Alpheus randalli 
  
 エビとハゼのペアが入荷したとのことで、妻が以前から欲しがっていたエビハゼ共生スタイルが見られると思い注文しました。
せっかくのペアだったのですが、到着時、ハタタテネジリンボウの方がまだ息はあるものの、腹を上にしてあえいでる状態でした。ショップに話すと、すぐハタタテネジリンボウを今度は大小二匹も送ってくれました。
 今回は共生関係が確立されていないエビ、ハゼでしたのでどうなるか不安だったのですが、五日ほどでテッポウエビの巣穴に入ったハゼを見ることが出来ました。それも大小二匹のハゼが仲良く同じエビの穴に入っています。
 エビの穴に入るまでのハタタテネジリンボウはびくびくとおびえ、岩の隅で小さくなっていたのですが、共生を始めると俄然生き生きとしてきました。穴の周囲を見張り、写真を撮ろうとするとカメラに向かって大きく口を開けて威嚇する変わり様です。
 やはり、共生ハゼはエビと一緒に飼わないと本来の姿ではないようです。口を大きく開けたので分かったのですが、ハタタテネジリンボウには上顎に左右一本の長く大きな牙があります。これをむき出しにして威嚇する様は小さいハゼですがなかなか迫力があります。

 左は砂出しに一生懸命働いているランドールズピストルシュリンプです。(2cm弱) 中央の写真では穴から眼だけ出しているのが小さい方のハタタテネジリンボウです。 なかなか、三匹一緒の全身像は撮れませんでした

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