上部内視鏡検査

 
 上部消化管である食道、胃、十二指腸上部を観察する検査です。潰瘍、炎症、癌などの診断には不可欠の検査です。検査中に組織の一部を採取し後の細胞診で、炎症の質、組織の良悪性を診断することもできます。当院では、必要がある場合は予約なしで行います。

1)来院前の注意

 今、服用中の薬があれば持参して下さい。また、前立腺肥大、緑内障、狭心症、高血圧など、診断されている病気がありましたら、受診時にお申し出下さい。

 前日の夕食は早めにとり、当日は食べ物を口にしないできて下さい。どうしても、のどの渇きが強いときは、ただの水(ジュース、コーヒーはだめ)を少量お飲み下さい。

 嘔気の強い方の場合は、安定剤の注射を希望によっていたします。この場合、検査後ふらつくことがありますので、車などでは来院されないで下さい。

2)検査の手順

 診察後、先ずはじめに麻酔のシロップを口に含んでいただきます。20分ほどしましたら、肩に胃の動きを止める薬を注射します。その5分後より検査を始めます。看護婦の指示に従って下さい。

 検査中は、マウスピースを真ん中でくわえ、頸をそらさず、楽な90度にして顔を動かさないようにして下さい。ゲップがなければ、5分以内に終了します。

 検査終了後は、すぐに立ち上がらず、看護婦の指示に従って下さい。検査終了後、写真をお見せしながら、ご説明します。