ナイトダイビング

  9月15日(水、敬老の日)雨、後曇り、夕方より晴 男鹿水族館パスキーポイント

 本日は市医師会の休日当直、昼の部が当たっていたため、夕方4時過ぎまで他院にて、丸一日拘束。天気は午前中100、午後90パーセントの降水確率に、台風が北上するという日でしたが、「晴男」の念力で、台風は東へそれ、秋雨前線は北に去り、ダイビングへ出発するときには晴れ上がり、男鹿へ向かう道は夕焼け空の下という次第です。

 本日はスタッフ4名、生徒2名という何とも贅沢なダイビングです。佐々木さんは陸で監視、浅野さんはビデオ撮影、生徒の小玉さんには小熊インストラクター、私には畠山インストラクターがバディとして付き、指導していただきました。
 日没直後にダイビング開始、エントリーまでの岩場も佐々木さんのライトである程度足元が見えます。初めてのナイトとのことで、多少緊張してやってきたのですが、海に入ればもう全く怖くありません。昼よりかえって自由感があります。往復のコンパスナビの後は、夜の水中観察です。ウニは昼間より沢山います。水槽でもそうですが、ウニは夜間にお出まし。サカナ達はこれも水槽と同じく寝ぼけています。ただ、日没直後のためか水槽より眠りが浅く、ライトをあまり近づけるとさっと逃げていきます。
「お魚さん、寝入りばなをストロボ、パシャパシャしてごめんなさい」

岩の下で、ライトに照らされ目覚めかけてるウミタナゴ君

アジなど遊泳魚は岩の下に入ったりせず、水中空間に群で浮かんでいますが、背中が赤っぽい夜間模様になっています。

 何が原因か、命を落としたウニに群がるヤドカリとエビ、エビはサラサエビRhynchocinetes uritaiの仲間(同属)と思いますが、模様は異なります(胸部が白い)。近縁種かサラサエビの幼体でしょうか?


 最後に、みんなライトを消して夜光虫の観察です。暗闇で手を動かすと、その軌跡にキラキラと蛍光黄緑色に夜光虫が光ります。まるでディズニーの妖精が飛ぶときに描かれる金の粉のようです。

「オジさんも ティンカーベルだよ 夜光虫」 

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