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アムステルダムの観光案内所で、私はアラブ系の若い男性3人に囲まれそうになりました。
私は中央駅を見学した後、運河クルーズの申し込みのためにそこを訪れていたのですが、用件が済んで帰ろうとしたとき、その中の1人が私に市内の地図を片手に話しかけてきたのです。
「『アカサカ』というレストランを知らないか。」と彼は私に言いました。そして地図を見せて、その場所を指さして欲しいと言うのです。
観光案内所に来ている外国人が市内のことを知ってるはずはないのに。私は「この人怪しい。」と内心思いました。
ところが、彼は有無を言わさず私の目の前に大きな地図を広げてしまいました。
仕方なく私が地図を覗き込んだその時、視界の片隅に彼が少し離れたところにいる仲間とおぼしき2人のアラブ人にめばくせしているのが映りました。
彼らの顔をちらっと見て私ははっとしました。その顔に見覚えがあったからです。
実は、先程中央駅構内を歩いている時視線を感じてふとふりかえったのですが、その時私を見ていた人物が彼らの1人だったのです。
私はそれまで、駅からここまで彼らにつけられていたことにまったく気付いていなかったのです。うかつでした。
そうこうしている間にも仲間のアラブ人はさりげなくこちらへ近づいてこようとしています。
ですが、さすがに人目の多いこの場所で、私を取り囲んで今すぐどうこうしようとはしていないようでした。
とっさに私は大きな声で「知らない!」「知らない!」と何度も繰り返しました。
周囲にいた観光客達がけげんな顔で私達の方を見ました。
彼らがひるんだその隙に、私は早足で観光案内所を出て人込みの中に紛れ込みました。
しばらく振り返ることなく歩き続け、彼らが追ってきていないことを確かめてから私はホテルへ戻りました。
時間にすればわずかな間の出来事でしたが、少し怖かったです。