ふーと暮らしていたある日、バイクで帰る時に道ばたに倒れているしろねこを見つけました。
車にはねられたのでしょう。口から血を吐きもう死んでいるのだと思いました。

だけどそのままにしておくとまた他の車に踏まれてしまうと思い、道の脇によけるためにバイクを降り近づくとまだ生きていました。動けなくなってジッとしているだけでした。そっと道の脇によけました。

いったん家に帰り段ボール箱を持ってその場に戻り、バイクに乗せてしろねこを病院に連れて行きました。獣医さんからは「助からないでしょう」といわれました。それでも家に連れて帰りました。

事故のショックからかひどくおびえてベッドの下にもぐったきりでなかなか出てこなかったけれども、だんだん元気になってきました。

そのしろいねこは隣に住んでいた私の知人がひきとって育ててくれることになりました。
白い猫のこと