1991年放映の宮崎監督の希望によるテレビ用特別編というのが、ただの放送枠用カットバージョンだという事を読者の方の指摘で知りました。
さすがに気になって虎の子の4700円を払いDVDを入手しし、観て見ましたところ…。
1991年テレビ放映バージョンではロボット兵破壊からタイガーモス号搭乗までのシーンがまるまるカットされていたよ!
そういや俺、いままでフラップターで泣くシータなんて観た事なかったよ!
この「宮崎監督の希望によるテレビ放映用特別編」という言葉も都市伝説形成に一役買っている気がしますね。
都市伝説形成の推論として、魔女の宅急便の予告編を後日談と勘違いしたという説を考えてみましたが、さすがに「その後、シータが箒に乗って街に出てパン屋に就職したのを見た」という証言が無いので、これも違うかなと思います。それくらいはみんな気付く。
このエンディング別バージョンについて私の記憶まとめてみると、
休日の昼間見た。
それを見たときは本当のエンドロールの存在を知らなかったので1991年以前。
本編開始早々「これはテレビ用に再編集したものです」と白いテロップで出た。
海賊と別れた後、凧が地上に降り立つ。
パズーとシータが草原でいちゃいちゃ。
いちゃいちゃする二人の顔のアップ。
それで映像は終わり。
多分この後、「シータの秘密のところにあるラピュラも探したいんだ」とか「パズーの飛行石でアタシを飛ばして!」とかいうような展開になったのでしょう。ちくしょー。
これを元に推論をしてみると、
金曜ロードショーではなく「夏休み特別企画」とか「春休み特別アニメ」とか、子供達が大型連休のときにテレビで昼間やるアニメ枠だったんじゃないかと思います。夜中の11時にみたという記憶ではないです。
名場面カット集説
長いエンドロールにのかわりに、主要キャストのみのエンドロールをテレビ局で作って、それを名場面カットとともに流したのではないか。(これは現在もよく見かける手法です)
その名場面カットの中に、握手するパズーとシータ(鳩に餌をやるシーン)、ゴンドア(シータの回想で牛?小屋から出てくるシーン)などが含まれていたのではないか。
それが今後の展開のような誤解を与えるようなつくりだった為に別バージョンのエンディングとして人々に記憶されたのではないか。
以上、私の記憶をもとにした勝手な推論です。
追伸:
この別バージョンに対して皆で夢でもみたんじゃないの?という疑念もあるようですが、私はこのときすでに15,6歳。15,6歳といったらもう物心がつきすぎて、家族や友達に見つからないように隣町までエロ本を買いに走るという権謀術数すら使いこなすお年頃。見たものは見たとしか言いようが無いです。
ただ、高校時代、友人の中には「俺の見たカリオストロの城のルパンは赤ジャケットだった」と言い張る奴がいたくらいなので、絶対とは言いません。
ちなみに滅びの言葉に関しては、そうだ、あれだ、児童の中にバルスみたいな名前の日系メキシコ人がいたりして、滅びはまずいだろうと思った年配の先生が勝手に吹き替えたんじゃねーの?「チチンプイプイホーレホレ!」とか。 |