アートクレイシルバーによる
シルバーアクセサリー製作日記

アートクレイシルバーという銀粘土を使って、シルバーアクセサリーを造ることにしました。
アートクレイシルバー650
アートクレイシルバーペーストタイプ

アートクレイシルバーオフィシャルサイト


第三作はペンダントトップ。
今回は制帽の製作です。
制帽というとやはりドイツ軍制帽ですね。ですか?
私はその昔、ミリタリーモノのプラモばっかり作っていたのでその手の資料が部屋に揃っています。

というわけで武装SSの制帽を製作します。
この帽子ですよ。
写真は武装SSヨーゼフ・ゼップ・ディートリヒ将軍。


…で基礎部作り。さんざん苦労してここまでこぎ付けました。
あまりにも苦労したのでここまでの写真は撮ってません。
っていうか、そんな心の余裕も無かったっすよ。

徽章のだいたいの形をペーストで盛っておいてイメージを出します。

ツバの部分は後からつけるつもりです。


帽子の布の部分は戦闘で使い込んで糊が取れたような感じにします。
後ろの部分がフニャっとした感じで。
あんまりパリッとした感じにするとリアルじゃないでしょ。

それで徽章を作りこむわけです。
徽章

おもいっきりスカルですが、デザインが細かいんだよねこれ。
というわけで、サクサク彫りますー。


はい。彫りましたー。

飾り紐の部分も付けました。
制帽らしくなってきましたね。

これで鍔(ツバってこの字でいいのか?)の部分を付けて、
バランスの修正など細かい調整をすれば完成です。


一つ思い出した。
高校一年の冬。
学校行事の二泊三日スキー教室があったんだけど、その日程とプラモコンテストの日程が重なったんだよね。
その頃は模型製作に人生賭けていたから迷ったね。どっちを選ぶか。
たしかにスキー教室は長期休業中の自由参加だったんだけどね。でもそれに参加しない事は学校の想い出が一つ減る事となる。さらには、私の通った高校は男女共学で女子の方が多かったくらいの学校なので、そういった学校イベントは非常に大事だったわけですよ。

俺は迷った挙句、選んだね、プラモコンテストをさ。
まあ、その年のプラモコンテストで優勝した訳だけど。


その時が自分の分かれ道だったような気がする…。
良かったのか悪かったのか。


さて。気を取り直して。

鍔をつけました。が、本当にただ粘土を盛っただけなのでまだイビツですね。
これを乾かしてデザインナイフで削ったりヤスリで削ったりするわけです。


こんな感じですよ。
ツバに縁取りをしてあるのがわかりますか。

正直、急いでいるので細かい手直しは省略しちゃいました。これでもいいんです。100点とは言えないけど。

裏に真の字を彫って彫りは完成です。
なんか下手な字だ。

そして焼成ですよ。毎度の事ながら緊張しますが。
も〜えろよ、もえろ〜よ〜♪
5分焼いて20分冷まし。待ってる時間は適当に本を読んでました。何回もやるので何時間かかかります。

今回は呆けたことに大きさを測るのを忘れました。
なので、収縮率は勘だけです。皆さんはそんなことのないようにしましょう。

ひびの入ったところにペーストをすり込んで再焼成。

そして何とか焼き上がりました

銀の結晶を真鍮ブラシで落とします。
ブラシをかけると光ります。

そしていぶしです。
今回は強めのいぶしをかけます。


紙コップにお湯を用意していぶし液(硫黄)をすこし垂らします。
温泉みたいな匂いが辺りに立ち込めます。

そこにどっぽん。

待つこと数分。流水で洗い流してこんな感じ。


これをウィノールで磨くわけですね。
今回はあんまり磨いてません。

そして完成。ペンダントトップ。
ツバの縁取りが効いてますね。

こういうダーティなデザインはあまり磨かないのがいいかなとおもいます。

完成。

裏にチェーンを通す穴があります。が、かっこ悪いです。