かかわってきた事例

たまごの割れない道づくり

高知県で取り組んだ市民参加による道づくり。(座長を務めた)
橋本大二郎高知県知事の発案による市民参加型公共事業。委員は全員女性
「たまごが割れない道」とは「自転車で買い物にいったとき、家に帰るまでに
自転車のカゴに入れたたまごが割れないような、段差やデコボコが少ない道」のこと。
この取り組みが、国の道路整備五か年計画(道路審議会)に
PI(パブリック・インボルブメント)=国民参加を導入させるきっかけをつくった。
2000年度のグッドデザイン賞を受賞。
紹介その1 「21世紀の高知づくりへの提言」
紹介その2 「参加型都市デザインをさぐる」(都市環境デザイン会議)
紹介その3 「グッドデザイン賞受賞の新聞報道」

建設省道路審議会建議

 詳細はこちら
道路整備五箇年計画は、道路の長期構想や整備計画の方針を示すもので、1954年に第1次五箇年計画が
スタートして以来、1998年3月末をもって第11次五箇年計画は終了した。
1998年4月からスタートの新しい道路計画策定の原案づくり(起草)は、1995年末ごろから
「21世紀のみちを考える委員会」によって始まったが、ここで国の計画としては初めて
国民参画型のPI方式を採用することが確認された。

国民に問いかける形の「キックオフ.レポート」には35,000人を超える人から意見が寄せられ、
その結果は1996年11月に「ボイス・レポート」として公表された。
これらの声を活かしながら、1997年3月に「21世紀の生活とみちを考える委員会」が
新たな道路計画の基本的考え方をまとめた「中間とりまとめ」を公表し、
「建議(道路政策変革への提言〜より高い社会的価値をめざして〜)」を
1997年6月にまとめた。私は光栄にもこの一連の作業に携わることができた。
21世紀の生活とみちを考える委員会では、「キックオフ・レポート」「ボイス・レポート」をまとめ、
「中間とりまとめ」の叩き台をつくった。

清流四万十総合プラン21

愛知2010計画

 詳細はこちら

「ぎふの名瀑名峡」

岐阜県にある滝や渓谷の中から、特に優れた景観のものを150選定したもの。
委員の一人として選定作業に携わった。
結果は「ぎふの名瀑名峡」として出版されている。「養老の滝」(飲み屋の名前ではない)、
「おかまの滝」(根尾村にある)「御手洗(みたらい)の滝」などというのも選ばれました。

「ぎふの花街道」

みち子さんの書いた『ぎふの花街道』が大きな話題となり、岐阜県の「花街道整備事業」が
始まるきっかけとなった。
この事業に私も構想段階から委員として関わることができた。
花街道事業は良い道路景観や地域の個性ある景観づくりに大きく寄与し、
休憩施設や特産品の販売所などの思想は国の「道の駅」の事業にも取り入れられた。
コブシやサルスベリなどの花街道は、いま岐阜県の魅力的な観光スポットになっている。

「新いなかデザイン賞」

高知県が提唱している「新いなか主義」に基づき、設置されたもの。
高知らしい街並みや、生活のある風景、まちづくりを支える人たちを表彰する。
審査員として加わっている。
「ライダーズ・イン奥物部講評」
「人部門の講評」


表紙に戻る