一部紹介


地域における児童の危機管理に関する調査研究

   主任研究者  詫間 晋平(川崎医療福祉大学大学院教授)
   研究員    柴若 光昭(東京大学助教授)
          徳田 克己(筑波大学心身障害学系助教授)
          斎藤 *能(横浜国立大学名誉教授)*は喜と欠
          加藤 則子(国立保健医療科学院生涯保健部)
          阿部 明浩(千葉大学教授)
          東間 掬子(前・東京都杉並区立保育園長)
          松村 みち子(タウンクリエイター代表)
          赤倉 貴子(東京理科大学工学部助教授)
          物部 博文(横浜国立大学講師)

研究の目的

 従来は、子どもの安全管理は主として意図的でない(Unintentional)外力による身体
への障害(Injury)を考慮して対策を立案すればよかった。しかし、現状では、特にここ
数年にあっては意図的な故意・犯意(未必の故意を含む)による殺傷力によって子どもの
安全が脅かされる状況に至っている。
 この事態に対処するには子どもがそのような危機の場面に陥らないように行動と環境
のリスク(変動する危険)とハザード(潜在する固定的な危険)のアセスメント(事前
査定)を実施し、それに基づいた体系的なリスク・マネジメント(危機管理)を構築し
てゆく必要がある。

 本研究は子どもの「危機管理」という新しい課題に対する実証的なデータと今後の
方向性について一定の提言をしようとするものである。

 


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