論文概要
移動制約者の駐車政策に関する研究 ードイツを事例としてー
Research on the Parking Policy for Disabled People
ーCase Studies in Germanyー
Town Creator Michiko MATSUMURA タウンクリエイター 松村 みち子
概要
ドイツの諸都市では、都心部の駐車場整備を行いつつも自動車利用の抑制策を講じて
いる。一方、移動制約者に対しては駐車カードを発行しアクセスを保障している。重度
障害者証明書にaGとBlの記号が記載されている人は自宅と職場近くに個人の駐車スペー
スを確保できる。本論文ではドイツにおける障害者用駐車スペース導入の経緯、導入に
至った社会的背景、同スペースを確保される人の条件、運用の実態等について、整理し
まとめた。
論文構成内容
1 はじめにー基本的な観点
2 ドイツにおける駐車政策
3 障害者用駐車スペース導入の背景
4 障害者用駐車スペースを確保される移動制約者
5 駐車スペースの確保の方法
6 障害者用駐車スペースの設置の現状
6 運用の実態
7 まとめ
主な参考文献
1 竹前栄治・障害者政策研究会(2002年11月)『障害者政策の国際比較』、明石書店
2 高田邦道編著(2006年)『交通バリアフリーの実際』、共立出版
3 国際交通安全学会(2002年)『障害者用駐車スペースの利用の適正化に関する
総合的研究』
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