研究日記


本田財団懇談会

2011年3月28日(月)
いろいろな催しが中止になるなか、本田財団の懇談会が予定どおり開催されました。
大震災で国全体が委縮していますが、こんな時こそ日本の科学技術の力強さを示そうと
実施されたものです。
相澤益男東京工業大学名誉教授より「日本の科学技術政策の未来」についてお話を伺いました。

一宮市(モニター全体会)/都内の水道水から放射性物質

2011年3月23日(水)
愛知県一宮市の「環境保全・ごみ減量推進モニター」全体会にアドバイザーとして出席しました。
一宮市のこの制度は、ごみ減量に向けて、市民がモニターとなって活動します。
ごみ問題の勉強をしたり、施設の見学に行ったり、市民に「モニター通信」を発行したり、
2年間の任期の間にじつにいろいろな取り組みをし、巣立っていきます。

と、せっかく素晴らしい取り組みに感動をもらってきたのに、
帰宅したら東京は大変なことになっていました。

福島原発の事故の影響から、東京都内の水道水を供給している金町浄水場で採取した水から
放射性物質の「放射性ヨウ素131」が検出されたのです。
しかも乳児の指標となる1リットルあたり100ベクレルの2倍以上の210ベクレルもです。

都は急きょ1歳未満の乳児1人につき550ミリリットル入りのペットボトルを
3本配布することにしたようです。が、わが家には対象者がいません。
大人は飲んでも大丈夫と盛んに報道していますが、本当かしらと疑ってしまいます。

日本児童安全学会

2011年3月19日(土)
卒業式などのイベントが中止や延期になる中、日本児童安全学会は
予定どおり開催となりました。
会場は神保町の学士会館です。

私は全標協の「子どもを守ろうプロジェクト」の活動報告(昨年の続き)をしました。

当初の予定では、午後は高田教授の最終講義に出席することになっていたのですが、
延期になったので、午後も参加できました。

午後の講演は、国立成育医療研究センターの石川洋一先生による
「小児の医薬品等の誤飲に向けての安全対策について」
というお話でした。
国立成育医療研究センターは、周産期(妊娠)から小児期、思春期、青年期までの
すべてを包括する医療=リプロダクションサイクルの医療を扱っています。
下記はホームページからの引用写真です。

子どもの誤飲を防ぐために、子どもが開けにくい「チャイルドプルーフ包装」や
「セーフティーキャップ」が開発されていることを知りました。
また、子どもには開けにくいけれど高齢者や障害者には取り出しやすい工夫がされている
「CRSFラベル」(The Child Resistant Senior Friendly Solution)もあるけれど、
これらは少し値段が高くなるので、日本ではなかなか普及しないというお話など、
大変勉強になりました。

相次ぐイベント中止

地震の影響で、イベントの自粛が続いています。
本日は日本大学の高田邦道教授の退官記念の最終講義と懇親会が、
日大船橋校舎で計画されていて、午後から出席することになっていました。
が、大震災があったことで、延期になりました。

また、3月27日には香川県高松市で開催されるシンポジウムに招かれていましたが、
こちらも中止になりました(香川県庁より17日に電話がありました)。
この日は、高松空港と上海を結ぶ国際線が就航されることになっていて、
それを記念してのシンポジウムだったのですが、
香川県知事のコメントにありますように延期となりました。

高松−上海線就航延期に関する知事コメント

 まず、改めてこの度の東北地方太平洋沖地震におきまして、犠牲となられた方々のご冥福を
お祈り申し上げます。また、被害を受けられました皆様方に心からお見舞いを申し上げますと
ともに、1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
   東北地方太平洋沖地震により甚大な被害が発生している現下の諸情勢の下、春秋航空が高松
−上海線の就航を延期する判断に至ったことは、やむを得ないものと受け止めております。
 ただ、県としては、本県と縁が深い中国との間を結び、19年ぶりの国際航空路線となる高松
−上海線を、新たな交通インフラと位置づけ、本県発展の基盤として最大限活用していくよう、
準備を着々と進めていたところであり、また、多くの県民の皆さんが就航を心待ちにしている
ことなどを考えると、大変残念であります。   香川県知事 浜田恵造

17日は、航空券やホテルのキャンセルに追われました。
支払い手続き中のチケットはネットでキャンセルできず、ANAに電話をしても
なかなかつながらなかったので、大変でした。

中国国家観光局からは、すべての中国旅行業者に、日本への団体の送客を停止するよう
緊急通告が出ているとのことです。

計画停電

2011年3月14日(月)
東京電力が、ついに「計画停電」に踏み切りました。
首都圏の鉄道も運休や部分運休になっています。

京浜東北線は何とか動いていたので、麹町(千代田区)の全標協に行きました。
「トラフィックサポーター3月号」のゲラの校正です。

全標協のビルも11日はものすごく揺れたそうで、壁掛け時計は落下し、
ロッカーから書籍が雪崩のように飛び出て、一面に散乱したということです。

東北の会員企業の皆さんの無事は確認できました。
被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

東北地方太平洋沖地震とわが家の防災対策

2011年3月12日(土)
昨日(3月11日)14時46分。三陸沖を震源とする巨大地震が発生しました。
気象庁は「東北地方太平洋沖地震」と命名したようです。

わが家兼オフィス(マンション9階)も生まれてこのかた経験したことのない揺れ方でした。
初めはゆっくりと。
そして次第に強くなり、グワ〜ッ、グワ〜ッとねじれるように揺れて、
立っていられないほどでした。これで震度5強(?)
本棚とタンスが倒れなかったのは奇跡的。「(防災用)突っ張り棒」が効いたのでしょう。
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これが「突っ張り棒」です。本箱上部と天井とで突っ張らせています。
壁がコンクリートなので、穴を開けて取り付けるタイプのものは使えなかったのですが、
対策効果はあったようです。
でも、積んでいた資料の山は崩れ、パソコンのプリンターも落ちました。

ちなみに黄色いラック(物入れ)の最上段の取っ手にぶら下げているのは懐中電灯です。
1本はごく普通の乾電池式のもの。もう1本はダイナモライト(手回しで発電)です。
すぐわかる場所に下げておかないと役に立たないので、こうしています。

防災無線で、いま大地震が来ていると告げているのが、ホント恐かった・・
震源地はどこ? すぐにテレビをつけました。

震源地は東北です。マグニチュード8.8。関東大震災より大きい。大変です。

「子どもたちは無事?」「息子は無事?」「実家(海辺)は大丈夫?」

電話はつながりにくかったけど、メールで互いの無事を確認。ひとまず安心。
宮城県や福島県で津波が家も車も田畑も呑み込んでいく映像にはことばがありません。

IATSS内部報告会

2011年3月5日(土)
国際交通安全学会の研究調査内部報告会がありました。
会場は経団連会館です。
私は目を手術して、ただいま文字の読み書きに不自由しています。
9日に左目を手術すると、少しは見えやすくなるでしょう。

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