みずぼうそうの人と接触があったあと,72時間以内にワクチンの緊急接種を行うと,発症を阻止できる可能性があります. どうしてもかかると困る場合には試みる価値があります.
発疹に対しては抗ヒスタミン剤を出します.かゆみ止めの塗り薬も併用します.
発症2,3日ごろに,時に38度程度の熱がでますが,全身状態が侵されることはまずありません.
インフルエンザと同様,解熱剤による脳炎・脳症の誘発が懸念されているので,解熱剤は使わないようにします. 抗生物質は無効です.
3日以上におよぶ高熱の持続は合併症の徴候として重要で,慎重な対応が必要です.
有効な抗ウイルス剤があり,3-5日内服することで,合併症を阻止する事が可能です.
ぐったりして元気がなく,はげしい頭痛・嘔吐を伴うとき
38.5度以上の高熱が3日以上続くとき
発疹が膿みを持ち赤く腫れてきたと
爪はみじかく切っておく.赤ちゃんでは手袋をすることも考えてください. 発疹をかきつぶして,化膿するとあとが残ります.皮膚を清潔にしておくことは大切で,かゆみを止めるためにも,高熱がなければ,お風呂も良いでしょう. しかし不潔にならないように湯船に入るのは避けて,シャワー浴をおすすめします.
すべての発疹がかさぶたになるまで,学校,幼稚園はお休みです. 約1週間かかります.
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