この物語は自らの肉体に戦いを挑んだひとりのオッサンの記録である。 You need hero〜♪
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プロフィール
年齢 37歳 独身(平成17年5月現在)
身長 173cm
体重 65kg
体脂肪率 12%
文句なしの標準値である。
しかし、数年前までは110キロを超える超肥満体(ピーク時は113キロ)なのであった。

周りからは「どうやってやせたん?」とか「病気ちゃうんな?」とか必ず聞かれるのだが、いちいち答えるのもめんどくさいし、短い時間で説明できそうにないので、文章にしてみよう。
48キロの減量を達成するまでの軌跡をここに記す。
きっかけは〜?
物心ついたときから太っており、体重は増える一方で減ったことなどなかった。
しかし、2年半前の健康診断で前年比マイナス8キロとなっていた。そういえば、ズボンのウエストも心なしかゆるくなったような気がする。
それまでは、全然意識していなかったのだが、そのときから「ひょっとして減らせるんちゃうかな」と思い始めたのである。
振り返ってみると、そのころから食事量を減らしていたし、間食も控えていたようなところがあった。
なぜそんなことをしていたかというと、実は貧乏だったからなのである。
そのころ、それまで住んでいた埼玉から横浜に引っ越した。
住居費が上がり(特に駐車場)、給料も目減りしたため、仕方なく食費を削らざるを得なくなった(ほかにも貧乏な理由はあるのだが、ここでは控えておこう)。
コンビニ買いはやめよう
それまでは、食事はコンビニ弁当ですますことが多かったのである。
しかも、大盛りタイプの弁当に、さらに惣菜を追加。飲み物はジュース。ついでにお菓子もって具合である。
そりゃあ、ブクブク太るわけやなあ。金もかかるし。
で、このコンビニ買いをやめることに。
かといって、一人暮らしで自炊をやっても長続きしないのは過去に実証済み。
幸い、近所に安売りショップがあったので、そこでレンジで2分のご飯とか、缶詰、カップ麺などを買い込む。
これであれば、1食200円くらいでしのげる。
お菓子など当然買えるわけがない。ジュースなんてもってのほかである。飲み物はお茶だけである。
腹六分
腹が減る→食べる
この図式をいかに断ち切るか。
これがダイエットにとって最大の難関である。

masterの場合、貧乏なのでよけいなものは買えない。
自然と食べる量も減る。腹六分くらいですませる。当然腹が減る。
しかし、なにも腹が減ったからといって、食べなきゃいけないなんてことはないのである。
腹が減っても食べない、という選択肢もあるのである。
腹が減ったという状況を、ただの事実としてありのままに受け止めるだけである。
う〜ん、これは仏の道に通じるものがあるなあ。

ただ、朝昼晩の3食ちゃんと食べる。それ以外は食べない。
摂取カロリーにすれば、1日あたりおよそ1800キロカロリーくらいであろうか。
おそらく基礎代謝ギリギリってところだろう。
基礎代謝というのは、人間が動かずにじっとしていても消費するエネルギーのことである。
動いた分のエネルギーは体に蓄積されている分から使われていく。
で、痩せていくという理屈である。
やつれてる?
そんな生活を続けていくうちに、本当に痩せてきたようだ。
てゆうか、なんかやつれてるって感じかも。
まだ8キロ減くらい(それでも100キロちょい)なのだが、心なしか体全体に力が無い。肌にもハリがない。
消費量が摂取量を上回れば、痩せるのが道理ではある。
しかし、消費されるのは脂肪だけではない。筋肉からも消費されるのである。
やはり、食事だけで体重を減らすというのは健康によくないのを実感。
このままでは、ヒッジョ〜に危険です。
ダンベル体操
体を鍛えなくては、と思ってはみたものの、ジムに通えるほどのカネはない。
人前でトレーニングするのもこっぱずかしいってのがあって、部屋の中でできることを考える。
そういえば、ちょっと前にダンベル体操っていうのが流行ったよなあ。
ネットで調べてみると、筋肉を鍛える効果もあるが、有酸素運動による脂肪燃焼も望めるらしい。
てなわけで、近くのオリンピックでダンベルを購入。とりあえず2キロくらいの軽いものから。
いろんなサイトを参考にしながら、ダンベル体操を続ける。
あと、腹筋とスクワットを軽くやってみる。
そんなこんなで、3ヶ月ほどで98キロまで落ちた。
これで普通の体重計で計測可能になった。
上腕部にも心なしか筋肉が付いてきたようだ。
ターザン
そんなころに、本屋でとある雑誌がふと目にとまった。
『ターザン』である。
カラダ作りの本なのだが、そのときはそんなこと知らなかった。
表紙に「あなたのSEXは最高?」と書かれてある(^^ゞ しかも、全面真っピンクである。

チューボーのころ、こっそり買ったホットドッグプレスのSEX特集を思い出してしまった。
ノスタルジーに浸りつつ、ついつい買ってしまった。貧乏な身の上では特別定価550円はちっとつらかったが、立ち読みもせずに買うところはさすが大人である。
家に帰って開いてみると、ホットドッグプレスとは全く似ても似つかないものであった。
基本的にはカラダ作りの本なので、目的はなんであれ筋力アップの方法や、食事についてしっかり書かれてあった。
それまでは、ほとんど自己流で漫然とトレーニング(?)してきたわけだが、これを参考に改良に取り組む。
ダンベルも2キロから3キロ、さらに5キロまでレベルアップ。
負荷はかなり高くなるが、それ以上に効果も上がっているようだ。
食事もそれまでの貧乏食をやめ、曲がりなりにも自炊を始める。
そのころには車のローンも終わっていたために、生活もちょっとは楽になっていたのである。
自炊をしてみよう
外食や弁当を買っていたのでは、やはりバランスがよくない。
ダイエットの大敵である油ものが多いのである。
自炊をするのも、独り身ではなかなか難しいと思われるだろう。
しかし、何もすべて自分で作らなくてもよいのである。
自炊で面倒なのは、夜遅く帰ってから、米を炊くということである。
そこで、ご飯はレンジで温めるやつですませる。
1食分84円(税込)で買えるので、そんなに大した負担にもならない。
おかずも、野菜または魚メインの料理を1品作るだけ。
作るといっても、材料を適当に切って、だしの素や固形スープで煮込むという、超簡単料理である。
どうしても多めに作ることになるので、1回作れば2,3日はもつ。
あとの副菜などは、出来合いのものを買ってくる。汁物もインスタントである。
遅く帰っても、チンするだけですぐ食事ができる。
これでなんとか自炊生活を続けられたわけである。
ジョギング開始
そんなこんなで、1年ほどで体重が90キロを切った。
が、まだまだ太りすぎのレベルである。
これ以上を求めるなら、もっと負荷を上げるしかない。
しかし、家庭内トレーニングだけでは限界がある。
愛読書ターザンによると、脂肪燃焼にはやはり有酸素運動がいいらしい。
有酸素運動といえば、流行のウォーキングから始めるのが常道なのかもしれない。
しかし、ウォーキングで効果を出そうと思えば、時間がかかる。
とてもそんな時間の余裕はない。休日だけやっても効果は少ない。
そんなわけで、ジョギングでもやってみようと思い立つ。
水泳もいいらしいが、人前に醜い裸体をさらす気にもなれないし、なにしろお金がかかる。
で、元手いらずで始められるってこともあって、ジョギングなのであった。

手元にあったニューバランスのスニーカーを履いて、さっそうと走りに出る。
しか〜し、10分もすると早くもヘロヘロに・・・(^u^;)
有酸素運動は20分以上継続しろとか書いてたっけ?
そんなん絶対無理やって!
そういえば、ガキのころからそんな長時間走ったことってなかったよなあ。
でも外を走っている以上、家に帰らんといかんので、なんとか20分走り続ける。
方向音痴
ジョギングもしばらく続けていくうちに、20分くらいはなんとか走れるようになるもんである。
ジョギングとはいっても、今にして思えば、ほとんどウォーキングに毛が生えたようなもんであるが・・・
最初のうちは、近所をぐるぐる回っていたのだが、たまに気分転換に新しい道を走ってみる。
あれっ? ここはどこ??
そうだった! おれは極度の方向音痴なのであった。
横浜に引っ越して間もない頃だったため、道が全然わからん。
だいたい、道ってのは4回曲がったらもとに戻ってくるもんやろ。
masterが生まれ育ったところは道が碁盤の目に通っているのである。
ぐるぐる迷っているうちに、40分、50分と時間が過ぎていく。
あれっ? 案外走れるやん。
というわけで、走る時間が延びていったのである。
そんなこんなで、時間がとれるときは80分くらいは走るようになる。週一くらいやけど。
世の中何が幸いするかわからんもんやなあ。
振り返って
ジョギングを始めて1年、8〜10キロくらいの距離を週4回くらいのペースで走ってきた。
同時に、ダンベル・腹筋・スクワットなどで筋肉も鍛える。
食事も腹八分(ちょっとだけ増量)で3食とる。
肉類は控えて(高いからね)、野菜・魚を中心に。
間食やジュース類は一切カット。酒も控えめに。

こうして振り返ってみると、健康診断のときにいつももらってた指導書そのままではないか。
ガキのころから健診のたびに同じことを言われ続けてきたのだが、絶対できっこないと無視し続けてきたのである。
好き勝手飲み食いを続けてきたが、飲み食いするにはカネもかかる。
しかし、無い袖は振れないので食えねえ。災い転じて福となすか?
ビバ! 貧乏!!
ステップアップ
とりあえず、ダイエットは成功といっていいだろう。
多少の問題は残っているのだが、体重・体脂肪率ともにほぼ標準値に落ち着いている。
しかし、ダイエットで難しいのは、維持することである。
1年あまりの間ジョギングを続けてきたわけだが、ここで油断してやめてしまったらリバウンドまっしぐらであることは想像に難くない。
しかし、ただ漫然と走るだけではおもしろくない。
というわけで、ステップアップを目指そう。フルマラソン完走である。
以下、『ランニングの部屋』に続く。
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