JK最高!


作・丸呑みすと様


「おい、高島のやつ。今日はまた一段とスカートが短いぞ」
男子達がわいわいと騒いでいる。いつものことだ。高島愛里はそのまま流して廊下を進む。
 少し小柄だが、短すぎる赤ベースのタータンチェックのスカートから伸びた太腿や、クリーム色のカーディガンのボタンが弾けそうな程に膨らんだ胸元などは充分に大人の色香を感じさせた。
目立たない程度に茶髪に染めた髪は肩甲骨辺りまで伸び、大きな眼が印象的な美少女である。

愛里はクラスでも上位的なポジションのグループに属している今どきの高校生だ。
今日はいつもの仲間たちとカラオケに行く。新しい店の割引券を友人がゲットしたらしい。
華やかで楽しい日々、JK最高だ。

その店を訪れた愛里達は一番奥の部屋に通された。十人部屋に五人なのでかなり余裕だ。

店員は言った。完全防音の上、ドアのガラスも外からは覗けない仕組みなので、外を気にせず心ゆくまでお楽しみくださいと。

「あれ?おかしいな」
愛里はインターホンを手に首を傾げた。ドリンクと食べ物の追加注文をしたいのに通じない。
「ちょっと、行ってくるね」
ドアのノブを回すが開かない。

「どうなってるのよ?!」
一同の顔に不安の影が差した時、何やら息苦しくなった。
「な、何…」
彼女達の全身から力が抜けて行く。
女子高生たちが床やソファに倒れ伏した時、壁の一部が音もなく開き、黒ずくめの人影が入ってきた。体表には白い渦巻が浮かんでいる。

ひんやりとした空気を感じて、愛里は意識を取り戻した。薄暗い、コンクリを打ちっ放しの部屋だ。

身を起こした彼女の視界に何やら黒っぽい塊が入った。
鼻をつく悪臭がする。

「こ、これは…」

黒い泥の中にローファーだのスカートだのブラジャーだのが見え隠れする。

「ハァ?ッ、やっとお目覚めかね」
声の方に振り向いた愛里は悲鳴をあげた。
顔全体が巨大な口の化け物がたっていた。

「お前の連れを頂かせてもらったが、どうも今一だ…お前は、このクチビルゲ様を少しは楽しませてくれそうだな」


化け物―クチビルゲは舌なめずりをした。

「いやあああ!たすけてぇ!!」
愛里は絶叫した。だがその声は空しく壁に反響するばかりだった。

仰向けになった愛里の鳩尾辺りまでが呑まれている。ザラッとした舌がスカート内に潜り込み彼女の尻を舐めまわしている。秘所を隠す淡いピンクの障壁は細く捩れ、豊かな双臀を半分以上剥きだしている。

不意に愛里の身体が反回転し、うつ伏せになる。今度はブラウスの裾から舌が潜り込み、推定Gカップのブラジャーをずり上げ、柔らかな乳房を弄ぶ。

「フフフ、若い娘は美味い」

クチビルゲは泣き叫ぶ女子高生をじっくり楽しむと、呑み込んでしまった。
胃の中に満ちた消化液の中で愛里は悶えながら緩慢な、生の終焉を迎えていく…

五人の女子高生をヘドロに変えたクチビルゲはぽつりと呟いた。

「JK最高…」