新・メイキング・オヴ・溶解美女


作・仮面らいだーぶいすりゃあ様


 僕はコイケ・イクゾウ。
西映株式会社で、主として子供向けヒーロー映画の助監督をやっている。
助監督というのは監督の補佐のほか、大道具・小道具の手配、さらに役者さんのケアまで何でもござれ、大変な仕事だ。毎日、オリタ監督に怒鳴られながらも、明日は正監督になるのを目指して、日々精進している。

 今回の作品は映画版《仮面らいだー・ぶぃすりゃあ!》の撮影だ。
四国を舞台に、ぶぃすりゃあ!とで〜すとろ〜ん怪人軍団との戦いが見せ場になるが、四国ロケは先週までに終わり、今週は子供らいだー隊本部やで〜すとろ〜ん基地の内部など、スタジオ収録を実施する。

 今日は、で〜すとろ〜ん基地で捕虜たちが殺戮される場面を撮影することになっている。あらかじめ粗筋を言っておくと、捕虜の中に子供らいだー隊員のお母さんがいて、彼女を救出するため、ぶぃすりゃあ!はで〜すとろ〜ん基地に潜入する。
だが、基地は迷路のように複雑な構造になっていて、しかも次から次へと再生怪人が繰り出され、この攻撃をかわすため救助が遅れる。
この間に、捕らえられた罪もない人々が一人、また一人と殺されてゆく。
果たしてらいだー隊員の
お母さんは無事救出されるのか否か?
大人が見ても、これはスリリングな設定だ。

 実は今回の演出では、このお母さんはいったん殺されてしまうのだ。
しかし、ヒーロー番組の常として、で〜すとろ〜ん怪人が倒されると、
お母さんは生き返り、救い出されて、子供たちと喜びの再会を果たす、というオチである。
どうせ生き返るのだから、殺される場面は思いっきり悲惨にして、で〜すとろ〜んの非人道性を明確に表現し、これを倒すぶぃすりゃあ!の正義と優しさを前面に出そうという、いつもの発想だ。

 演出の参考に、僕は《仮面ライダー》のクラゲダールの回や、《超人バロム1》のホネゲルゲの回のビデオを何回も見直した。特にホネゲルゲの話は、囚われたお母さんがホネゲルゲに抱きつかれて白骨化するという、見ている子供にとってはショッキングな展開で、萌えるものがある。
但し、ウィークリー・ドラマの悲しさか、
白骨化の表現はひどく単純で、女優さんが抱きつかれるシーンと白骨だけ(衣装すらつけていない!)が立っているシーンの二つのカットを繋いだだけの、いわゆる「乾いた表現」だったのが惜しまれる。今回は予算も潤沢に準備された劇場版映画なので、同じ白骨化でもリアリティ溢れる表現にしたいものだ。

  ドクロイノシシの回の演出(*)により、オリタ監督は僕のアイデアを尊重してくれるようになった。今回も、で〜すとろ〜ん基地における捕虜殺戮のシーンは僕が演出することになった。

 具体的設定はこうだ。
で〜すとろ〜んはウランの数万倍の放射能を発する物質
サタニウムを発見した。
サタニウムの放射能を浴びた者は、体細胞が急激に活性化し、その分子構造が恐ろしい勢いで振動し、沸騰を始め、肉体が泡状になって溶けて白骨化してしまう。
で〜すとろ〜んは、すでに奴隷としても使用価値が無くなった捕虜たちを、この恐ろしい
サタニウムの実験材料にしようとしているのだ。

 溶解シーンは絶対に「乾いた表現」であってはならない。
それと、溶解後に残った
白骨は、生きていた時と同じ衣服を身に着けていなければおかしい。多少、手間と時間がかかっても、この二つは徹底しなければならない。
これは僕の信念であり、美学でもある。

 被害者の一人、子供らいだー隊員の母親を演じるのは上田由紀さん(仮名)。
西映の特撮物では常連の女優さんで、子供二人が合体してヒーローになる別のチャンネルの番組では、主人公の少年の
母親役でレギュラー出演していた。また、アニメの声優としても人気を博している、僕も大好きな女優さんだ。それだけに、美しい絵に仕上げたい、いや、上田さんのためにも美しく仕上げなければならない。

 今回の溶解は毒液を浴びたり、毒ガスを吸ったりするのではなく、放射能により肉体が衣服の内側から溶け出す、という設定である。
放射能は照明で表現するとして、肉体が溶けるというシーンでは、衣服の中から
白い泡を噴き出させて、このが人間を包み込む。そして、衣服を着た白骨模型にスイッチする、という表現を採ることにした。
ただ、女優さんはこの種の「汚れ役」を好まないかも知れない。
上田さんが断ってきたらどうしよう…。僕は一抹の不安を感じた。

「おはようございま〜す」

 上田由紀さんがスタジオ入りしてきた。
上田さん
は眼がパッチリと大きく、頬骨はちょっと出ているが、顎のあたりはきゅっとしまっている。なで肩で痩せ型だが、それでも出るところは出て、くびれるところはくびれている。男好きのする色気を湛えた、古風な美人と言えるかも知れない。


「あっ、
上田さんっ、おはようございますっ」


   僕はちょっとドギマギしながら挨拶した。初対面ではないが、やはり好きな女優さんと面と向かって話すのは、あがるものだ。


「あの〜、上田さん、さっそく確認したいんですが…。」

「あら、コイケくん、もう台本、ばっちり覚えてあるから大丈夫よ。」

「あ、いえ、今日の演出についてなんですが…。」

「演出って、いつもの白骨化でしょ?あたしは基地の中でライト浴びて、苦しがって倒れるだけじゃない。その後、あなたが白骨模型と入れ替える、簡単よ。」

…、やはり分かってない。
「いえ、あの、そのう・・・、今回はちょっとリアルに演出しようと思ってましてぇ…。」

「リアルって、どんな風に?」

「ええっと、苦しんだあと、衣装の中から白い泡を噴き出させます。こので上半身を包み込むようにしながら、悶え苦しんでほしいです…」

上田さんの顔がやや不満げに見えた。

「…を、被るの?顔に?」

   やっぱりだ。女優さんは顔を汚されるのを嫌がる。
当たり前と言えば当たり前だ。
だから昨今の特撮では女性が溶解液を浴びるという設定は激減しているし、将来的には溶解シーンだってCGで処理するようになるだろう。
でも、そんなバーチャルな表現では駄目なんだ。溶解シーンは溶けなくっちゃ、濡れなくっちゃ…。


「ハイッ。あ…、いえ…、と言いましても、西洋で良くやる泡風呂のアレです。バブル・バスって奴です。肌には刺激はありません。クリームみたいな肌触りで、むしろ潤いと滑らかさを与えてくれます。」


…何だか化粧石鹸の宣伝文句みたいだ。だが、上田さんの表情はやや和らいだように思えた。あと一息だ。


「それだけじゃありません。僕はこのシーンを思いっきり美しく撮りたいんです。と言えば人魚です。人魚姫です。にまみれて、いや、に包まれて、その美しさはいや増すはずです。」


 これは口からデマカセではなかった。僕は本気でそう思っていた。
白い泡の海の中で、上田さんの官能的な肢体を撮りたい。


「仕方無いわねぇ…。もう監督とも決めちゃってあるんでしょ?断れないわけね。」

「え〜、その〜、ハイ。その通りです。その代わり…」

「ギャラは弾んでよ、良いわね?」

  …こういうとき、女優さんはいつでもチャッカリしている。


   セットの準備は万端整った。小道具の白骨模型もスタジオに届いている。あとは衣装と仕掛けだ。

 効果さんが上田さんの衣装に――正確には衣装の内側に――仕掛けをつける。
上田さんは、特撮物で子供の母親役に良くありがちなテーラー・カラーのブラウス水色のカーディガンを羽織り、そして深緑色のスカートをはいていた。
効果さんが細いビニース・ホースのようなものを持ってきて、
上田さんブラウスの前を開けてくれと頼む。上田さんはセットの片隅で、他のスタッフには見られないよう背を向けて、いったん留めてあったブラウスのボタンを外し、前身ごろを左右に少し開いた。その奥には、痩せ型にも関わらず、少しばかり鳩胸のバストがクリーム色のブラジャーにくるまれていた。


「ちょっと冷たいですが、このホースを前身ごろに縫い付けさせて頂きます。」

 効果さんが淡々と説明する。

「…ホースの端はブラウスの襟元に隠します。もう片方の端は背中の方に回して…」


ブラウスの前を留めて、裾をスカートの中に押し込みながら、効果さんは続けた。


「…スカートのジッパーのところから後ろに出します。演技の最中はこれだけですが、いよいよ溶解シーンになったら、このホースを延長して、を送り出すコンプレッサーに繋ぎます。コンプレッサーを動かすと、が送り出されて、襟元から噴き出すっていう寸法ですよ。」

「なぁる…」


 上田さんはセットの片隅に配置されたコンプレッサーと、それに繋がれたタンクに目をやった。タンクの中には洗剤がたっぷり充填されている。


「OK!次っ、シーン#13.溶解の場っ。本番!用意っ、スターット!」


 いよいよその時が来た。僕の脇に屈んでいる効果さんがコンプレッサーのスイッチを入れた。


ぶわっ!!


誰かが湯船の中でおならをしたような鈍い音が、僕のすぐ足元でした。

ぶしゅしゅしゅしゅ〜〜〜っ。

「うわっ、何だっ?」

「カーット、カットー!」

オリタ監督が怒鳴る。


「コイケーッ、また何やらかしたーーっ?!」


 何をやらかしたではない。コンプレッサーの勢いが強すぎたらしく、ホースのジョイントが外れて、すぐ足元の床にコンプレッサーから直接、大量の
がぶちまけられたのである。


「ストーップ、ストップーッ!!」


 効果さんがあわててコンプレッサーを止めた。
幸い、セットの中央からかなり離れたところに位置していたので、
がセットや役者さんに掛かることはなかったが、かなりの量の洗剤がロスしてしまったのは確かだ。


「すいません…」


効果さんは平謝りだ。
僕はかつて、ドクロイノシシの撮影をしたとき、誤って大量の
粘液を女優さんの顔にぶちまけてしまったことを思い出した。


「難しいんだよね、こういうの…。」しみじみそう思った。


 洗剤の量がガタ減りしてしまったので、溶解被害者は男女2人に減らすことにした。最初の被害者を演じる男優は小野剣友会のメンバーで、普段はで〜すとろ〜んの戦闘員役や、たまに気ぐるみを被って怪人役もやっている。
さっきは勢いが強すぎたので、コンプレッサーをやや弱にして、ゆっくりと
を送り出すことにした。効果さんがスイッチを入れると、コンプレッサーから透明なホースを通して、白い粘液のようなものが男優さんの背中に流れてゆくのが見えた。カメラは男優さんを正面から捉えている。

「うっ、うわーっ!かっ、身体がっ、溶けるーーっ!!」

 さすがに小野剣友会。演技が派手で、サタニウムの光(単なる赤い照明だが)を浴びて悶えるところなど、大袈裟なところがまた上手い。
彼は黒っぽい囚人服を着ているが、その中に隠れたホースの中を巡って、背中から正面の襟元へ
が吹き零れる。

「ぐっ、ぐわーーっ!!」


断末魔の悲鳴とともに、男優は床に倒れこんだ。


「おおーっ!」
「ひぃーーっ!!」


  他の捕虜たちが最初の被害者を覗き込んで、悲鳴を上げる。
もちろん
上田さんも、恐怖のあまり金切り声を上げて絶叫する。

「きゃあーーっ!!!」

 UFOキャッチャーみたいなマニュピュレータが赤い光る物体(これがサタニウムだ)をつまみ上げ、捕虜たちの頭上をぐるりと一周する。
そして、恐怖で顔が歪んだ
上田さんの前でピタリと止まった。
カメラは
サタニウムを挟んで、上田さんの上半身を正面から捉えている。


「次はお前の番だっ!!」


 僕の耳元で、ナヤ・ゴローさんが台詞を叫んだ。
ナヤさんは言わずと知れた、で〜すとろ〜ん首領の声の出演である。声だけなので、まさか姿を現すわけには行かないが、こうして裏方と一緒にセットの片隅で演技
を追っているのだ。


「いっ、いやっ!誰かっ、助けてぇっ!!」


 上田さんは尻餅をついた姿勢のまま、後ずさりする。それをじわじわと追うように、サタニウムが近づいていく。


「くっ、くるしぃ……。」


 上田さんは両手で
ブラウスの胸元から襟元をまくりあげるようにきつく握る。

「カーット!はい、では、いよいよ、行きま〜す。……、用意!スターット!」

  再び効果さんがコンプレッサーのスイッチを入れる。
5秒遅れて、
上田さんブラウスの第1ボタンと第2ボタンの間から白いものが覗いた。
まずい!あんなところから泡が漏れ出した。
あれでは顔まで届かない。どうする?撮り直しか?

  上田さんも気づいたようだ。
彼女は
が漏れ出したあたりのブラウスの前身ごろを両腕で覆い、胸が苦しいという表情をした。
そうして巧みに
の漏れを押さえ、今度はを襟元へ誘導した。
ブラウス
の内側に隠したホースの出口を少し上に持ち上げたのだろう、は襟元から勢いよく吹き零れた。

「あっ、あついっ!身体がっ、とっ、溶けるぅ〜〜!!」

  
 本当に溶けるとき、人間は自分が溶けるぅ〜なんて言わないだろう。ベタな台詞だ、といつも思うのだが、これはこれで芝居の約束事なので仕方がない。
お定まりの台詞を叫びながら、
上田さんは襟元からあふれ出たを、今度は両手ですくいながら顔、頭、そして肩から胸に運び、上体を白い泡で包んでいった。化繊のブラウスはそれほどでないが、ウールのカーディガンはたっぷり水気を含んだが染み込んで濡れていた。
頃合や良し、上田さんは膝を崩し、床に斜めに倒れこんで、仰向けに横たわった。

ぷすっ!

足元で空虚な音がした。効果さんが困った顔をしている。

「コイケさん、まずっちゃいました。がもう出ません。」

「えーっ?これから全身をで覆わなきゃいけないのにぃ?」

 
 そうなのだ。

上田さん
に塗れているのは上体のみで、それもところどころが覗いている。
これでは中途半端で、
の部分は一度、全体が白く覆い尽くされなければならない。
上体のほか、
スカートの下から出ている素足の部分、ひいては全身が白い泡の海に浮かばなければならない。そうした上で、同じ衣装を着た白骨とすり替わり、2つのシーンをフェイド・アウトーフェイド・インで繋がなければ完璧にリアルな溶解表現とならないのだ。そのためには、まだが必要だった……。

「おいっ、コイケっ、この後、どーすんだっ?」


オリタ監督の強い声が鳴り響く。
セットの床上では
上田さんが横たわったまま、


「まだですか〜、もう良いでしょ〜。」

と辛そうに声を出す。無理もない。声こそ出せるが、顔はに塗れて眼が開かない状態なのだ。

 万事休す!僕はスタジオ内をぐるっと見回した。すると、セットの反対側の片隅に、赤い円筒状のものが見えた。


「あれだっ!」

僕はセットの反対側に回り込むと、

「はいっ、ハイッ、ただいまっ!」

と言いながら、スタジオ備え付けの消火器を抱き上げた。
そのまま床に仰向けに倒れている
上田さんの近くに駆け寄る。
カメラに入らない距離を取って立ち止まり、
消火器の円筒を上下に激しく揺すぶった。それから消火器の天地をひっくり返し、ホースを手にとってノズル・レバーを握った。

  ぷしゅううーーっ!!

円筒の中で硫酸アルミニウムと重曹が化学反応を起こし、糊のようにベタベタとした水酸化アルミニウムが二酸化炭素をくるんだとなって、ホースの先から噴き出した。
は、洗剤のの中にまだところどころ肌を覗かせている上田由紀の顔面を直撃した。

 「ぶっ、ぶはーっ!!」

声にならない絶叫を上げて、上田さんは首を左右に強く振った。だが、消火器のホースから噴射されるの勢いと、その粘り気は彼女の動きをしだいに封じ込めていった。

「ちょっ、ちょっと!とっ、とめてっ!!」

  だがその声は、ぷしゅーっというの噴出する音に掻き消されて、スタジオ内の誰にも届かなかった。僕は消火器上田さんの全身を満遍なく包んでいった。

 」という字は「さんずい」に「包む」と書く。この「包む」という字は、「勹」の中に「己」が入っているが、「己」はもともと胎児を、したがって「勹」は子宮を表し、つまり「包む」とはもともと子供を孕んだ女性=母親を表したと言う。つまり「」とはもともと「水に濡れた」を表すことになるが、今回の場合、上田さんは紛れもなく母親役を演じているのだから、が水に濡れてとなり、を包む。一方、に包まれた女は言わば胎児であり、溶けて死ぬの中で女は蘇生し、再びになる。の中には女性の生と死のエロスが光り輝いているのであり、上田由紀の中で燦然と輝き、その官能美にゆえに僕らは萌えるのだ…。

  消火器もだいぶ軽くなってきた。全部使い切るのはまずい。最後に白骨模型に衣装を着せて、今一度、で包み込まなければならないのだ。上田さんは全身真っ白な人形になって床に横たわっており、もう一人では起き上がれないようだった。精魂つめて演じきった女優さんを助け、お世話をするのも助監督たる僕の仕事だ……。

   僕は彼女を助け起こし、ベタベタしたを取り除きながら、ブラウスのボタンを外し、水色のカーディガンごと脱がせ、さらに深緑色のスカートも取って上げた。上田さんの粘性で口が開けないのか、まったく口を開かなかった。だが、そんなことにかまってはいられない。僕はセットの裏柄から白骨模型を運び込み、洗剤消化剤でべちゃべちゃになった衣装を着せていった。死体から衣服を脱がせるのは難しいが、衣服を着せるほうがもっと難しい。昔「刑事コロンボ」か何かで読んだフレーズだが、白骨模型に衣装を着せていると、なるほどと思う。

  ようやく着せ替えが終わり、白骨を床に横たえて、消火器の残りので全体をあらためてコーティングする。よしっ、完璧だ……。

 撮影が終わり、小道具の片付けも終わったころ、僕は上田さんのことを思い出した。


「あっ、そう言えば上田さん、どうしただろう?」

   僕の気づかないうちに、上田さんはシャワー・ルームへ移ったようだったが、それっきり、僕は二度と彼女に会うことは無かった。その後、上田さんは特撮番組への出演を辞退するようになり、アニメの声優業に専念するようになった。さらに数年後、彼女は同じく声優で元ロカビリー歌手のササキ某と再婚し、芸能界からほとんど引退したのだった。

(終わり)

(*)実際の映画版《仮面ライダーV3》は、ドクロイノシシの回よりも先に製作されています。ここではフィクションとして、敢えて時系列を反対にしています。