怪奇 キノコルゲの恐怖

作:いっぱんじん様


鈴本詩乃は今年25歳になる女性で、彼女は3月に結婚したばかりであった。
夫の慶一は地方公務員をしており、彼女は夫の実家に同居していた。
ただし住宅は若夫婦のために離れとなっており、新婚ホヤホヤの二人は毎晩心おきなく
激しい交わりを楽しむことが出来た。
しかし、それが悲劇を生み出してしまったのである…。

ドルゲ魔人キノコルゲは以前から詩乃を狙っていたが、ついにある5月の夜、この新妻の貞操を奪い、キノコ人間に変えてしまうために行動を開始した。
その夜、詩乃は家事を終え、離れの部屋で慶一と二人でテレビを観ていた。
彼女の服装は白いブラウスに
ピンク紺色の横ボーダー柄のカーディガンを羽織り、短めのスカートからは生足の太ももが見えていた。
慶一はそんな詩乃の姿を見ているうちにまたムラムラときて
「し〜のちゃん」と言うと詩乃をいきなり抱きしめた。詩乃も黙って微笑みながら慶一のたくましい体に抱きついた。
こうして二人はいつものように絡みあいだし、慶一は詩乃のスカートに手を入れてパンティの上からクンニングし始めた。
最初嫌がるふりをしていた詩乃も、少しすると
「あ、あんっ、」
と艶っぽい声を出すようになってきた。
こんな二人の様子をずっと覗いていたキノコルゲはついに我慢出来なくなって、
「おじゃまします、キノコルゲです。」と言いながらアントマンと共に部屋に侵入した。
突然の事に驚く二人のうち、慶一はアントマンによって縛り上げられ、さるぐつわをされた。周囲でこのことに気付く者は誰一人としておらず、彼は自分の妻が怪物に犯されるのを目のあたりにしなければならなかった。
キノコルゲは必死で抵抗する詩乃に
「おとなしくしなければ、お前の夫を殺す!」と脅し、少し抵抗が弱まったところで
「いやっ、いやっ、」と泣き出した詩乃を抱き、彼女の体中、特に局部に爪から快感液を注射した。そしてスカートに手を入れ、パンティをずり下ろし、彼女の局部をクンニングした。
気持ちとは反対に詩乃のアソコはすっかりヌレてしまい、ころあいを見はからったキノコルゲは詩乃を更に強く押さえつけると、太くて黒いキノコ状のペニスをグッとインサートした!
「ああっ…」と詩乃は思わず声をあげ、キノコルゲが腰を動かし出すと
「あっ、あっ、」と声をあげながら受け入れるしかなかった。
キノコルゲは
「キィーノー、キィーノー」と不気味な声をあげながら、詩乃のブラウスとカーディガンの前を開け小さな乳房を揉みまくり、うなじから耳たぶを優しく舐め、その赤い花のようなくちびるに舌を入れ、ディープキスを強いた。
いよいよキノコルゲと詩乃の息はぴったり合い、詩乃は正常位の体制でセックスを受けながら
「はっ、はっ、」と感じまくっていた。
そしてついにオルガスムスに達してしまい、その小さな体をピーンと伸ばして
「ああっ、ああっ、ああんっ…」とイッてしまった。
その瞬間、キノコルゲはペニスからドッと白いキノコ菌液を射出し、それは詩乃の膣から溢れ、太ももまで流れ出た。
詩乃はあまりの快感に気絶してしまい、その場に横たえられた。
しばらくすると今まで安らかな寝息を立てていた詩乃の表情は
「う、うんっ、」と苦しそうに変わっていった。
だんだん詩乃は白くむくんだようになり、やがて体中が膨れてきた。苦痛のあまり目を覚ましてしまった詩乃は偶然鏡に写った自分の姿を見て悲鳴を上げた。
「きゃーあっ!いやーっ!」
そこには小柄でかわいらしかった詩乃とは似てもにつかぬ白くブヨブヨに膨れた自分の姿があった。
「く、くるしい…けいいち…」
立ったまま苦しむ詩乃はどんどんキノコ化が進んでいった。
そしてついに
「ドンッ」という破裂音ともに白い煙が立ちのぼり、赤茶色白い斑点の付いた傘をもつ白くブヨブヨのキノコ人間と化してしまった。
「キィーノォー、キィーノォー、」
キノコルゲは喜びの声をあげた。
やがて夜が明け、朝日が窓から差した。元の人間の姿に戻って倒れていた詩乃はその日の光をもろに浴びてしまった!
シューと音をたてながらしなびていった詩乃は、やがて体内側から白いドロドロが吹き出し、やがて形がなくなり、跡には白いブラウスに
ピンク紺色の横ボーダー柄のカーディガン、スカートが白いクリーム状の液体とともに残された。
妻を目の前で惨殺された慶一はドルゲ洞に連行されてアントマンに改造されてしまい、ドルゲの手先となって、ドルゲ魔人の実験用として多くの若い女性を誘拐した。
警察は残ったクリーム状の菌類も分析したが、詩乃が溶けたものとは分からず、原因不明のまま、二人は行方不明になったと結論を出してしまったのであった。


 
(おわり)