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自閉症とは プロフィール 散歩道 目次 ハワイ リンク
自閉症の世界はまだわからないこと、理解できないことがたくさんあります。
マサシの本当の気持ちはどうなんだろうと、いつも考えてしまいます。
マサシを通して見た自閉症の世界を紹介したいと思います。
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 自閉症の世界
  日常のこだわり
  感覚の過敏さ
  パニックと問題行動
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落ち着いた状態のマサシと会った人達によく「おとなしくていいね」とか「どこに問
題があるの?」というようなことを言われることがあります。
本当は一見しただけではわからない大きな問題を内面にかかえているのに。
でもたいてい少し様子を見たり、話したりしているうちに「普通じゃないな…」とい
うことがわかってきます。そしてパニックを起こしているのを見たら「大変な障害な
んだな…」と思われるでしょう。

自閉症の親が頭をかかえ悩むのが“パニック”や“問題行動”です。
自分の思いをうまく伝えられなかったり、不馴れな場面で混乱したりなどいろいろな
理由でパニック状態になり、問題行動に走る。
マサシもいろいろやってくれました。
一番多かったのが、黙って家を出てどこかへ行ってしまうというもの。
作業所へ通っていた頃、嫌なことがあったり、何かで行きたくなかったりした時、朝
家を出て作業所へは行かずにどこかへ行ってしまうということを時々やっていました。
家を出る時「おかしいな」と思うこともあったけど、たいていは何くわぬ顔でいつも
のように出て行くので、作業所からの電話で行っていないのがわかる。
一日中あちこち歩きまわり、夕方頃になってやっと家に電話をしてきて、それから帰
ってくるのは夜中の12時頃というパターン。その間こっちは探しようがないので、一
日中心配しながら連絡があるのを待つしかないのです。ただ必ず電話をかけて、どこ
にいるのか知らせてきます。
電車の時刻表を見たりするのは得意なので、たいてい最終電車には乗り遅れることな
く帰ってきていました。何ごともなく帰ってくる時はまだいいのだけど、トラブルが
あった時は大変でした。物を壊したと連絡があり、あわてて迎えに行ったり、遠くへ
行って夜中になり駅のベンチで寝ているところを保護されたこともありました。

一番困ったのはあちこち電話をかけまくり(同じところに何度もかける)、苦情の電
話がかかってきたこと。何とかしたいけど、どこにいるのかわからないので、ただひ
たすら謝り続けました。これはしばらく続いてそのうち消滅しました。
その他傷(つかみかかる、噛みつく、髪の毛をひっぱるなど)、物を壊す、破るなど
問題行動はいろいろあります。

最近のマサシはパニックを起こすことはなく、比較的落ち着いた状態が続いています。
社会生活の中で我慢しなくてはならないことや予期せぬこと、人間関係のトラブルな
どパニックの要因になるものはたくさんあります。
それでも対処の仕方によってはパニックを防ぐこともできるので、どうかかわればい
いのか考えていきたいですね。