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自閉症とは プロフィール 散歩道 目次 ハワイ リンク
自閉症の世界はまだわからないこと、理解できないことがたくさんあります。
マサシの本当の気持ちはどうなんだろうと、いつも考えてしまいます。
マサシを通して見た自閉症の世界を紹介したいと思います。
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 自閉症の世界
  日常のこだわり
  感覚の過敏さ
  パニックと問題行動
  時間を理解できない
  特殊な記憶力
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自閉症の人は特定の音や声に過敏なところがあります。
そのため強い不安感をもったり、時にはパニックになることもあります。

人によってその対象は違うけど、マサシが一時嫌いだったものは赤ちゃんの泣き声や
子供の声。5〜6年位前、過敏に反応するようになりました。それまではそんなに気
にするほどでもなかったけど、だんだん過敏になってきたのです。
朝早くから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたりすると目がさめてしまい、昼間も外で
子供の騒ぐ声がすると落ち着かなくなり、不安状態になってきました。子供の声だけ
でなく、カラスや犬の鳴き声も恐怖でした。
そのうちだんだん不安が強くなり、一日中これに悩まされ、極度のストレスで食欲も
落ち、眠れないような時もありました。薬も飲んでいたけど、あまり効果はなく苦し
い日が続きました。どうやって克服していったらいいのか毎日悩み、この頃が親子共
一番大変な時期でした。
ちょうど大けがをして長期入院をしてしまったけど、その間に少しずつ落ち着きを取
り戻してきました。それでも子供の声やカラスの鳴き声などに対しての過敏な反応は
ずっと続いており、たえず気にしていました。
臨床心理士の先生の電話相談も受けてアドバイスもしていただいたけど、なかなか思
うようにはいきませんでした。その時に「自分で解決する方法を見つけることが効果
的ですよ。」と言われました。ちょっとむずかしいようですが、確かにそうだと思い
ます。 今までこちらがやらせようとしてもうまくいかない場合が多いけど、自分で
“こうする”と決めて実行した時はうまくいくのです。
でもこの時のマサシはちょっと難しいかな…と思ったけど、何とか克服できました。

きっかけは誕生日でした。
マサシは自分の誕生日を強く意識しており、誕生日を迎えると急に変わろうとします。
こだわりが少なくなり、落ち着いた態度で良い子であろうとします。(一時的だけど)
1つ年令が上になるということは特別の思いがあるのでしょう。
誕生日を一つの基準にしているようで、誕生日がきたら○○をやめる、○○をする、
と宣言します。
だからこの時も「誕生日がきたら子供の声なども気にしないようにする」と繰り返し
言っていました。そんなにうまくはいかないだろうな…と思っていたけど、誕生日が
きたら本当に気にしなくなり、そのまま今まできています。
ただ全く気にならないということはなく、いやなことに変わりはないみたいです。
ただそれから逃れる方法を自分で見つけたようで、声がしたらある特定の言葉を口に
します。そうすると気がまぎれるようです。カラスや犬の鳴き声も今は大丈夫です。
このように誕生日は困った問題を解決してくれるきっかけにもなっています。いつも
うまくいくとは限らないけど。マサシの気持ち次第です。

音や声に対して過敏になるのは不安が強かったり、精神状態が不安定な時です。
まず不安を取り除いて、安心感を与えてあげる方向にもっていったらいいと思います。
そうしないと不安が恐怖になり、すべてのことに対してコントロールがきかなくなり
ます。どんな最悪な事態になっても必ず良くなると思っています。