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WDIC簡単レビュー。
2003/11/29/Sat.(2003/12/12.Fri. 改訂) Masa Murakami

WDICアイコンもうほとんどスタンダードになっちゃってるかもしれませんので、非常に今さら感漂いますが(笑)、最近使いはじめたWDICのレビューを簡単に書いてみます。
非常に便利なツールなので、使ってない方は是非導入してください。

WDICというのは、PDIC用の辞書がそのまま使用できるPalm用の辞書検索ソフトです。

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作者はekutaさん。フリーウェア。
データそのものは、別途必要になります。それが、PDIC用の辞書というわけですね。

PDICというのは、Windows、PocketPCで利用できる辞書ソフト(TaNさん作)。
これらがWindows用だからMacユーザには関係ないと、僕はずっと思い込んでました。でも、そうでもなかったんです。

というわけで(?)、Macユーザも便利に使えるWDICを、辞書ソフトとして、Docリーダとして、そして、それらを組み合わせた際の凄さのほんの一端を、簡単に紹介しましょう。



【重要】

(2003/12/12 追記)
と、書いてきましたが、英辞郎をMacユーザがPalmでも使うことを前提に選ぶ場合、購入の前に検討していただくべき要素があることがわかりました。
また、 書籍版の英辞郎ではPDIC用データの取り出しにコツが必要なこともわかりました。
そのあたりについて、以下のページにまとめていますので、導入にあたっては是非ご一読ください。

→ Mac&Palmユーザの英辞郎の導入について。



英辞郎はすごい便利。 / Palmでも使える。
WDICの辞書画面。
 / Docとの併用で、さらに便利。
まとめ、みたいなもの。


英辞郎はすごい便利。 ▲topへ

まず、Macの話からになっちゃいますけど(笑)。
というか、Windowsユーザでも同じなので、パソコンで、という話になるんですけど。

実は、「英辞郎」という辞書データを、僕はMacでずっと愛用しています。

これ、すごい便利なんですよー。これこそ、完全にスタンダードなので、今さら僕がとやかく書くようなことじゃないですけど。
有志で作られた英和形式で入力されたデータベースで、元々は、仲間内で使っていたそうなんですけど、公開されて僕らも使えるようになっています。

英辞郎には2通りの入手方法があります。
ひとつは、英辞郎サイトからWeb経由で申し込んで購入するCD-R版(以下「Web申込版」)。
もうひとつは、アルクから出版されているCD-ROM書籍版(以下「書籍版」)。

■ ■ ■

英辞郎って、見出し語が100万以上あるそうです(最新版だと119万だそうです。ひゃー)。もちろん、これもすごいことですけど、でも、なにより便利なのは「熟語が検索できる」ことだと、僕は思っています。

例えば、「get off to a flying」って言葉があります。ひとつひとつは中学レベルの単語だけど、意味わかります? これ、「好調な滑り出しをする」という意味なんです。ガーン(笑)。

あるいは、「face the music」って言葉。「音楽に直面する」? 違います。これ、「(自分の行動の結果に)進んで責任をとる」という意味なんです。ガガーン(笑)。

これらを「英辞郎」に教えてもらったときは、けっこうびっくりしました。こういうのが、簡単に検索できるです。ね、便利でしょ?
まぁ、「get off to a flying」「face the music」が熟語であることを知らないとダメなんだけど、知らなくても、ふにゃふにゃやってるうちに表示してくれれば、偶然発見することもありますからね(偶然が多いやつ・談)。

■ ■ ■


英辞郎ビューア
▲英辞郎ビューア

普段は「英辞郎」をMac上で「英辞郎ビューア」というMac OS X対応ソフトで引いています。フリーウェア。

英辞郎ビューア

これも、すごくいいソフトですよ。便利便利ー。

英語を入力すれば和訳が、日本語を入力すれば英訳が、自動的に判別されて表示されます。また、サービスメニューにも(やや不完全だけど)対応してますので、たとえばSafariで英文サイトを見ているときに、ショートカット一発で辞書を引くことも可能。

Mac OS Xユーザなら、少なくとも一度は試してみるべきだと思います。是非ぜひ!

■ ■ ■

Mac OS 9ユーザの場合は、対応ビューア「Jdix2」があります。これもフリーウェア。
以前には、これも使っていましたが、やっぱりけっこう使いやすいです。
データの変換が必要ですが、コンバータが付属していますし、最初に1回やるだけなので、それほど問題じゃないと思います。

CD-ROM書籍版なら、Jdix2およびコンバート済みデータも同梱されています。

■ ■ ■

もちろん、Windowsユーザの方なら、なんの問題もありません。PDICはWeb申込版でも同梱されていますし、CD-ROM書籍には登録済みのものが同梱されています(けっこうお買い得かも)。
バリバリ使ってくださいね(よく知らんけど)。


Palmでも使える。 ▲topへ

で、ようやくPalmの話に戻りますが、WDIC英辞郎のデータを引こうとする場合、そのPDIC用のデータが必要となります。
それには、通常、PDICを使って変換しなくてはなりません。ここがネックだったんです。MacだとPDIC用の変換ツールはありませんからね。えーん。

‥‥と、ずっと思ってたんですけど。
実は! Web申込版の英辞郎には、PDIC用のデータも同梱されていたのです! ガガガーン(こればっかり)。

CD-ROM書籍版にもPDIC用のデータは入ってるんですが、付属CD-ROMがハイブリッド形式になっているため、そのままでは取り出すのが難しいかもしれません。
ただ、その場合でも、いろんな方法で取り出すことはできますので、あきらめずにトライしてみてください。

そのあたりの方法は、別ページにまとめています。

→ Mac&Palmユーザの英辞郎の導入について。


てなわけで、MacユーザであってもPDIC用のデータは何とか入手可能。
さあ、使ってみましょう。

■ ■ ■

辞書データは、外部メモリに収めて使います。
このデータは、僕が使っているPEG-NX73V等の場合なら、メモリースティックの他に、コンパクトフラッシュに収めることもできます。自分の持ってるカードのサイズに合わせて柔軟に対応できるのも、素晴らしいところだと思います。

■ ■ ■

辞書データは、当たり前ですが、けっこうでかいです。
英和用の英辞郎データが約43MB、和英用の和英辞郎データが約42MB。あわせて約85MBの空きが、外部メモリ上に必要になります(もちろん、英和のみ、なんて選択も可能ですけど)。
このへんは、けっこう覚悟の要るところかもしれませんね。

また、外部メモリカードにデータを移す際には、できればカードリーダを利用された方が快適でしょう。
なお、MissingSyncを導入していれば、PalmやCLIEをカードリーダ替わりに使うことも可能です。その場合、Palm用、CLIE用など、各種デバイスによって対応するMissingSyncが違いますので、注意してください。

HotSyncで外部メモリカードに直接インストールすることもできるようですが、このくらいのサイズのデータとなると、おそろしく時間がかかったり、あるいは、メモリ割当を増やしたりといった対応が必要になるようです(不可能ではないと思います)。

■ ■ ■

そうそう、Windowsユーザの方なら、高橋大樹さんの作られた「英辞郎間引きツール」が使えるかもしれません。名前の通り、英辞郎の辞書データを間引くことができるソフトです。元々はKDIC用として作られていますが、最終的にはPDICでデータを生成するみたいなので、WDICでも使える‥‥のかな?
ま、Macユーザとしてはよくわかんないので、とりあえず紹介するに留めておきます。Windowsユーザは、各自勝手に(笑)試してくださいまし。


WDICの辞書画面。 ▲topへ

以下、簡単にWDICの画面を紹介していきますね。
なお、320×320pixelの画面を、無理やり160×160pixelに縮小して表示しています(以下、すべて)。ちょっと見えづらいかもしれませんけど、説明としては、この方がむしろわかりやすいと思うので。すみません。

WDIC画面
▲WDIC一覧画面

まずは、WDIC英辞郎のデータを表示したところです。一覧画面。

最下段に「Word」という部分がありますが、ここに言葉を書いていくことで辞書を引くことができるわけですね。インクリメンタルサーチが採用されているので、一文字書くごとに候補が絞り込まれていきます。


WDIC画面
▲WDIC詳細画面。

先の一覧画面で、単語や熟語をタップ、またはジョグ・ダイヤルを押し込むと、この詳細画面になります。

説明文の他に、【用例】なんかが表示されてるのがわかると思います。便利ー。

右下のところに「Memo」というボタンがありますね。
これをタップすると、ここの表示されている内容を、Palmのメモ帳にコピーすることができます。

また、DA版のWDIC DAも同梱されていますので、あらゆるソフトから利用することができます。これを利用するには、別途DAを起動するソフトが必要です(DA Launcher山田さん作)など)。


Docとの併用で、さらに便利。 ▲topへ

WDIC画面
▲WDICのDoc画面。

他の辞書ソフトと違う大きな特徴として、「Docリーダとしての機能」があります。画面は、うぇぶごむ小山さん作)で取り込んだマサトレを表示したところ(笑)。

これは決してオマケ機能なんかじゃなく、MeDocのインデックス機能や、外部メモリにも対応した、すごく本格的なものです。ワードラップなんかも、正確なものだと思いますし、単純にDocリーダとして選んでも、非常に便利に使えると思います。

また、この画面でわかると思いますけど(お願い、わかってー)、tsPatch今関さん作)を導入することで、Palm OS 5搭載のCLIEなどでは小さいフォント(Tiny、Small)で表示させることもできます。これは、Doc画面でも辞書画面でも同じ。
一覧性が重視される(と思われる)辞書ソフトでは、これはけっこう重要なことですよね。
また、フォントサイズは、右下隅のボタンで、いつでも簡単に切り替えることができます。

■ ■ ■

WDIC画面
▲WDICのDoc画面。

Docリーダとしての機能」があると書きましたが、WDICにおけるこの機能が決してオマケではないのは、これが「辞書機能」と非常に有機的に結びついているところです。

これ、すごいですよー。ある意味、ここからが本題。

右の例は、アップルのHot Newsの英語版。
これを読みながら、わからないところを辞書で引く場面を紹介してみましょう。

 


WDIC画面
▲単語が引けたー。

●単語の検索

まず、図の1番「Novemver 25」のところをタップします。
すると、左図のように、「Novemver」が「11月」であることがわかります。

これ、タップするだけです。単語を選択する必要がないんです。
これだけでも、かなり便利ですよねー。

でも、それだけじゃないです。じゃーん。


WDIC画面
▲熟語も引けたー。

●熟語の検索

次に、図の2番「more than 20,000」のところをタップしてみます。
すると、右図のように、「more than」が「〜を超える」という意味であることがわかります。

これも、タップするだけです。
つまり、「more」だけじゃなくて、それに「than」を繋げることで熟語になるということを、自動的に判断してくれるんです。

ね、すごいでしょう?


WDIC画面
▲過去形が現在形に。

●過去形でも大丈夫

さらに! 図の3番「got off to」のところをタップしてみます。
ここで気になるのは、「got」が過去形であるところです。普通だったら、脳内で「get」に置き換えて検索する必要があるところ。

が、WDIC英辞郎の組み合わせなら、自動的に現在形を判断して検索してくれます。さらに、熟語を判断してくれるオマケつき。

ど、ど、ど、どーですか、お客さん!(猪木風)

このへんの柔軟性というか、判断力は、少なくともマサ村上の脳みそよりは、よっぽど優秀です。ちょっと悔しい(笑)。


まとめ、みたいなもの。 ▲topへ

てな感じで、非常に大雑把に紹介しましたが、WDIC英辞郎の組み合わせが便利なことは、なんとなくわかっていただけたと思います(わかったよね、ね)。

もちろん、他のPDIC対応の辞書データを使えば、さらに便利になるんだと思います。そのへんは、各自でがんばって検証してくださいまし(手抜き(笑))。

ともあれ、辞書ソフトとして、あるいはDocリーダとして、すごく便利なWDICを、是非ぜひ試していただきたいと思います。Palmがさらに便利になることは、間違いないはず、です。


なお、しつこいのを承知で重ねて書きますが、英辞郎をMacユーザがPalmでも使うことを前提に選ぶ場合、購入の前に検討していただくべき要素があることがわかっています。
また、 書籍版の英辞郎ではPDIC用データの取り出しにコツが必要です。
そのあたりについて、以下のページにまとめていますので、導入にあたっては是非ご一読ください。

→ Mac&Palmユーザの英辞郎の導入について。


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