第82号(2017年春号) |
■ | 丸尾の調査では、自民党18人、公明党8人、ひょうご県民連合3人計29人が、地方・都市部を問わず政務活動費からカーリース料を支出しています。特に都市部では、普段は公共交通機関、急ぐ場合はタクシーを使う方が効率的であり、疑問が残ります。 |
■ | カーリース料の上限は年80万円なので、高級車や定員6~7人の車に乗る議員が少なからずいす。議員の調査用の車なので軽自動車などで十分。リース期間が2~3年の議員もいますが、リース期間を短くすれば、必然的に月のリース料はアップ。任期に合わせ4年を原則にすべきでしょう。 |
■ | 尼崎市選出の議員も3人が政務活動費で車をリースしており、公明党議員2人が支出額トップ10位・11位に入っています。政務活動費のカーリース上限額の大幅引き下げが不可欠です。 |
■ | 格差の拡大、子どもの貧困の問題が社会問題になっていますが、学校現場で発生する負担について、何か工夫することはできないのでしょうか。 |
■ | 上履きや体育館シューズは、学校外に持って出ることはなく、他校で使用している安い物に変更することも考えられます。制服などの見直し時には、他校と同じ仕様にし、ネクタイの色だけ変えるなどスケールメリットを図り、コストを下げることについても、考えるべきでしょう。 |
■ | 学校やPTAで制服をリサイクルすることも考えたいものです。 |
■ | 丸尾まきは、過去8年間、実際に係る交通費とはかけ離れているとして県議会で支給される交通費(費用弁償)を受け取り拒否してきました。その総額176万4100円。昨年4月に議会事務局から、その交通費を受け取るよう要請がありました。併せて、その要請から5年が経過すれば時効が成立し、交通費が支給できなくなり、公職選挙法違反が成立する可能性があると指摘されました。 |
■ | 従来はJR立花から元町まで往復で780円しかかからなかったのですが、現在は交通費の実費と県職員に準じて旅行諸費として、1日300円が支給されます。 |
■ | 制度が大きく見直されたことから、公職選挙法違反に問われるリスクを冒してまで、受け取り拒否を続ける理由がなくなりました。現在、県当局に上手にお金を返すことが出来ないか、方法を検討中です。 |
■ | この間、丸尾は兵庫県下の自治体における公立小中学校および特別支援学校の給食の異物混入状況を調べ、その対策の徹底を求めて来ました。小中学校給食では、毛髪や虫だけではなく、釘、ネジ、壁の塗装片など信じられないものが少なからず出てきました。そこで、丸尾は保育所給食においても同様の状況があるのではないかと考え、公立保育所の異物混入状況を調べてみました。 |
■ | すると、神戸市、尼崎市など保育所数がそこそこあるにも関わらず、異物混入状況が極端に少ない自治体がありました。データをきちんと取っていないのではないかと考えられます。異物混入があったところでは、トングのバネ、乾燥剤、ネジなど問題のあるものも混入していました。 |
■ | 丸尾は各自治体に対し、衛生管理の徹底、異物混入対策マニュアルの整備、データの記録、異物混入状況の年1回の公表、問題の大きい時は直ちに公表することなどを求めました。 |
■ | なお、この間の取り組みが功を奏し、尼崎市など学校給食の異物混入状況を公表し、異物混入対策マニュアル等を作成するところが、次々と出てきています。 |
目次へ戻る |