第79号(2015年3月)






常任委員会「沈黙は金なり」???
議会を機能させるため 議会、議員の仕事ぶりの評価が必要

「知事提案が100%修正されず議会で可決され、議員提案は議員報酬など議員の待遇等に関係のあることだけ。議員は仕事をしているのか?」そういう批判をよく耳にします。
一方で、議会での提案、発言など議員活動を積極的にしていても、市民の中ではあまり評価されず、名札をぶら下げイベントに出席している方が、事実上の票集めになります。当然、一部議員は後者に流されます。その状況を変えて行くため議員の仕事ぶりにスポットを当ててみました。
県議会常任委員会は、自由に発言ができます。しっかり調査していなければ繰り返しの質問はできないので、議員の仕事ぶりが発言回数から一部見えてきます。私は1回の質問で複数の課題について質問し、発言回数を抑えながら、必要な質問は漏らさないよう心掛けています。(発言回数が多いと委員長から「簡潔に質問を」と注意が入ることがあります。)
常任委員会1回当たりの発言回数が少なく発言ゼロ委員会の割合が高い議員は、行政への提案、チェックという議員の職責を果たせているのか疑問を覚えます。
政務活動費の支出額と発言回数の相関関係はありません。
本会議一般質問は4年に2回しか行う機会が無く、回数を比較する意味は小さいので、市民オンブズが作成する予定の議員通信簿に譲ります。
北海道福島町議会では、議会自らが「議員提案を行ったか」「一般質問の回数は」などの議会評価や議員評価を実施しています。議会を機能させるため、議会、議員の仕事ぶり評価は大変重要です。
皆さんも、議会を機能させるために、本来の議員の仕事ぶりを評価してみて下さい。


県議会改革を仕掛けました!

野々村元議員の不正出張疑惑や切手の大量購入なども問題が明らかになり、県議会は十分な実態解明をすることなく、すぐに野々村元議員の辞職勧告と刑事告発を決めました。私の目には、他の議員に問題が飛び火しないように幕引きを図ったと映りました。
そこで、私は他の議員の切手の大量購入や懇談会費による寄付疑惑などを明らかにすると共に、会計帳簿のネット公開など政務活動費改革の提案をし、改革の流れを引っ張ってきました。しかし、お手盛りは政務活動費だけではなく、県議会登庁時の交通費や宿泊費等についても問題があります。
県財政は厳しく、人口減少社会に突入したにもかかわらず、県では道路建設など公共事業が目白押し。医療・福祉だけではなく、施設や道路などの維持管理経費の負担も重くなってきます。早期に人口減少社会に対応した社会への転換が望まれます。
今回の問題を契機に、住民と手を携えて、役に立つ県議会に変えていきます。


丸尾まきの政策

まともに機能する県議会に改革します!
・議員報酬、政務活動費の大幅カットと領収書のネット上での公開 
・文書質問の実施
・請願書提出時の提案者の意見陳述制度創設 
・旅費の実費精算 など

住民の声を活かす仕組みを作ります!
・住民と知事との直接対話の機会の拡大 
・予算編成過程の公開 
・常設型住民投票制度の創設、自治基本条例の制定 
・予算編成過程の公開 
・審議会への公募市民、女性の登用拡大、女性管理職の登用拡大

必要な財源確保のため行財政改革実施します!
・監査、選挙管理、収用委員会の事務局を行政委員会事務局として統合
・人口減を考慮した財政計画、都市づくりへの変更

脱原発、再エネ推進で安心して暮らせる環境を子どもたちに手渡します!
・中小企業、家庭を支援し省エネと再生可能エネルギーを推進します
・津波災害の被害軽減のため水門の開閉を早急に電動化 
・犬、猫の殺処分数の大幅削減

生きる力、問題解決能力がつく教育環境作りを進めます!
・小中高校における少人数学級の推進 
・保護者等の授業での補助参加 
・中学校給食の導入支援 
・中核市での教員採用権限の確保と周辺都市との人事交流の促進

効率化を進めながら福祉・医療の維持、充実を図ります!
・デイサービスセンターと保育所を併設した宅幼老所、ホームホスピス等を推進
・手話言語条例の制定など障がい者が当たり前に暮らせる社会の実現

地域経済の循環と地域産業の活性化支援、雇用創出を進めます!
・商店街、市場の空き店舗のマッチングシステム充実 
・持続可能な農林水産業の体制作り
・コミュニティー、小規模ビジネス、女性、若者等起業の積極的な支援
・公契約条例の制定

政務活動費問題で朝日放送「CAST」2回ゲスト生出演、読売テレビ「ten.」生出演 他
丸尾 活動報告 2011年5月 気仙沼市で家屋の泥かきのボランティアに参加

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