第73号(2012年夏号)






環境エネルギー研究所
「原発を再稼働しなくても今夏の電力は足りる(関西電力版)

政府の総合資源エネルギー調査会委員で、大阪府・市顧問である飯田哲也氏が所長を務める環境エネルギー研究所(ISEP)が、今夏の電力需給見通しの分析を行いました。政府は、関西電力の全原発が停止した場合、2010年並みの猛暑なら18.4%(のち14.9%)の電力不足が予想されると発表しましたが、環境エネルギー研究所は、節電の追加対策、自家発電、他社融通の追加、PPSや再エネの拡大で、原発の再稼働がなくても、この夏の電力は足りると判断しています。


県立尼崎・塚口病院を全ての人に優しい病院に!

今年2月に、兵庫県聴覚障害者協会、兵庫県難聴者福祉協会、尼崎市聴覚障害者福祉協会、尼崎ろうあ協会、尼崎市聴力障害者福祉協会の皆さんから、県立尼崎病院と塚口病院の統合病院を、ユニバーサル病院と位置付けし、障がい者、高齢者、外国人など、全ての人に優しい病院にして欲しいと、具体的提案を含め知事宛に要望書が提出されました。また、知事宛に同じ内容の要望書を尼崎市選出県議全員の連名で提出しました。
要望に対する県当局の回答では、聴覚障がい者の呼び出しは、電光掲示板等による受付番号表示とすることや、筆談器の設置、食堂や売店、清掃業務で障がい者の雇用促進に配慮することなど、いくつか前向きな取り組みが示されました。今後も、県当局の取り組みに期待したいと思います。


東南海地震による地震・津波対策の強化を!

政府の南海トラフ巨大地震モデル検討会が、東日本大震災を受けて、従来の国想定はマグニチュード8.7であったものを、M9に見直して、東南海地震の震度、津波高などを再評価しています。その1次報告が今年3月末に公表されました。  兵庫県内の予想最大震度、最大津波高は下記の通りです。

兵庫県においては、今後、政府から出される資料なども考慮し、地震・津波対策を検討していくことになります。
具体的な対策ですが、尼崎市などでは、建設後60年を経過する防潮堤があり、強度チェックや補修などを、早急に行う必要があります。
また、水門等が全て閉めることができれば、津波被害は極めて小さなものに、抑えることができるため、現在手動で開閉しているものが多数ある水門を、電動、手動の両方で動かせるようにすることが必要です。この見直しは、これから県当局が策定する「津波防災インフラ5カ年計画」の中で位置づけられる予定です。
その他にも、津波避難ビルの指定、エリアメールの活用、ハザードマップの作成、原発被害を含んだ地域防災計画の策定など、県・市当局が、地震・津波対策で、実施しなければならないことは、山ほどあります。皆さんも避難先は、家族で相談しておいて下さい。


市議 高濱黄太さんの記事が無断転用される!

昨年、市議高濱黄太さんが「オンブズ尼崎ニュース」に寄稿した記事を、最近チラシを積極的に撒くKさんが「Kニュース2号」で、無断転用しました。市バスに関する記事で、ニュースの前半部分と表は、高濱さんの記事をほぼ丸写し。謝罪文は出されたようですが、他人の成果を自分のものにしようとした行為ともとられかねず、著作権法にも抵触する極めて軽率な行動でした。

ボーイスカウト尼崎第3団 体験入隊実施中 キャンプ、ハイキング等様々な体験ができます! 
(立花小、立花南小、水堂小、七松小、立花西小、立花北小)エ090-3271-3702FAX06-6428-4919(亀山)


目次へ戻る