第64号(2008年冬) |
■ | 今年5月に、島根県出雲市で、農薬の空中散布後に、目の異常などを訴える症例が相次ぎ、その人数は1000人を超えました。出雲市で使われていた農薬はスミチオン系の農薬で、従来、兵庫県が松枯れ防止の農薬空中散布で使用している農薬と同じものでした。 |
■ | ところが、出雲市での事故もあり、兵庫県が行った6月の空中散布では、チアクロプリド水和剤という毒性が低い別の農薬を使うようになりました。 ちなみに、兵庫県が行った今年度の松枯れ防止の農薬空中散布にかかった費用は約7700万円、散布面積は4450ha、全国で断トツ1位になっています。また、この費用は、なぜか行革の対象外で聖域化されています。 |
■ | 私たちみどりの風は、今年の6月、農薬の空中散布による周辺住民の健康被害状況を把握するため、兵庫県の中心部にある山崎町で、健康被害調査を実施しました。 アンケート用紙を配布したのは1350枚程で、回答があったのは169人です。その中で、農薬の臭いを感じた人は17人、6人が健康被害を受けたと回答し、そのうち2人は病院に行ったと回答しました。(そのうち1人は県の調査で、4〜5年前の被害であったと回答。) 病院に行った1人の方は、化学物質過敏症で、健康被害は周辺の田畑における農薬散布の影響も考えられるのですが、農薬空中散布による影響も否定できません。 |
■ | そもそも農薬の空中散布の目的は、マツノザイセンチュウという松を枯らしてしまう線虫を運ぶカミキリ虫を殺すことです。しかし、松枯れの主な原因は、大気汚染だと指摘する学者もおり、農薬の空中散布の有効性は一部に止まるのではないかとの疑問もあります。また、最近は農薬の空中散布を止める自治体が相次ぎ、代替策として、線虫に侵され弱った木を切り倒したり、木に農薬を注入するなど、農薬が外部に飛散しないよう配慮がされています。さらに、農薬の空中散布は、益虫も殺し周辺の生態系を壊し、水や野菜の汚染など、直接的、間接的に人に被害を及ぼします。 |
■ | 以上のことから、周辺に農薬が飛散しない方法に切り替え農薬の空中散布は止めるべきです。 |
今年の夏ごろから、気候ネットワークなど日本を代表する環境NGOが連携し、危険な気候を回避するための法律制定を求め「MAKE the RULE キャンペーン」が開始されました。 日本そして世界に暮らす人々の環境問題への関心が高まった今こそ、やる気のない日本の環境政策を大きく転換できる最大のチャンスです。 下記ホームページに、請願の趣旨などが記載されており、請願の署名用紙もダウンロードできます。是非、署名等について、皆さんのご協力をお願いいたします。 Make the RULEキャンペーン事務局 www.maketherule.jp |
〇 | 市議会の情報を市民へ伝える「尼崎市議会だより」は、平成6年11月に誕生しました。現在、 約20万部が各世帯等へ年に5回、 新聞折込みや業者(尼崎市シルバー人材センター)により配布されています。 尼崎市民が選んだ、議員の議会活動を知るための重要な「お便り」なのです。 |
〇 | ところが、市議会だよりに掲載されている「一般質問(発言主旨)」では、質問者名がわからず、採決についても、結果などが記載されているのみです。 どの議員が、どの様な質問をしたのか、議案や陳情などに対し、賛成・反対のどちらなのか等の情報は、議会として市民へ伝える必要があると思います。 |
〇 | 西宮市では、「市議会便り」平成20年11月発行分から、一般質問の内容とそれを質問した議員名がわかる紙面となりました。三鷹市議会では、議員ごとの採決対応を掲載した議会便りを発行しています。「尼崎市議会だより」においても、紙面の改革を果たして欲しいと強く望みます。 |
丸尾を県会議員に送っていただいてから、1年半が経過しました。 この1年半で、どのような課題が明らかにされ、どのような課題が残っているのか。 皆さんにご報告をさせていただくとともに、久しぶりの懇親の場にしたいと思います。 | 〇 | 日 時 1月31日(土)午後6時半〜 |
〇 | 場 所 立花地区会館にて 大西町1-14-5 6429-6431 |
〇 | 会 費 800円(軽食を用意いたします) |
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