第60号(2007年夏月)






異物混入の納入業者への厳しい監視を
低農薬の安全野菜を大切に

尼崎市教委に対し、「虹と緑」の都築徳昭議員が請求した資料から、05年度に学校給食で92件の異物等の混入が明らかになりました。 パンの中に釘や指サックが入っていたのは信じられない事ですが、パンに髪の毛が繰り返し入っているのも気になります。その他の事例を見ても、基本的な衛生管理ができていない業者が少なからずあるのではないでしょうか。市教委は、同様の不祥事を繰り返す業者に対し、登録抹消など厳しいペナルティーを課すべきです。このような事例を見ると、学校給食の民間委託の不安が増します。
一方で、椎茸の軸の中に虫が入っていたとか、チンゲン菜に小さなアブラムシが付着していたとのクレームなどは、逆の意味で気になります。低農薬や無農薬で育てたものは、虫がついていることがありますが、それが安全の証拠です。それらを排除するには農薬の大量散布という方法が採られます。子どもたちが安全な物を食べるためには、野菜についている虫は大目に見るべきです。調理前に取り除けばすむことです。



県議会を変えよう 議長へ申し入れ書提出

県議会の初日(6月15日)の議長が決まった後、山口信行議長に対し、みどりの風(山田みち子・丸尾牧)、稲村和美議員の連名で、県議会改革の申し入れ書を提出しました。 共産党からも議会改革の申し入れ書が出されました。自民党・公明党・民主党からは、まだ改革への動きは見えません。主要3会派も、やる気を出して議会改革案を示して欲しいものです。



議会改革についての申し入れ内容(要旨)

1.公聴会など住民参加の仕組みを取り入れた議会改革検討委員会の設置
2.議会活性化について(15項目)
  重要事項の検討は非公開の会派代表者会議ではなく議会運営委員会で行う
  常任委員会において、請願者の趣旨説明の機会を設ける
  常任委員会議事録に発言者名を掲載する 
  東京都議会のように文書質問を行えるようにする 他
3.財政の健全化へ向けての改革
  政務調査費の領収書を、すべて添付・公開する
  政務調査費による視察は、報告書を添付・公開する
  費用弁償は、公共交通機関交通費相当額とする
  会派代表者会議など法定外会議に対する費用弁償の支給は、廃止する
  財政事情を考慮し、当面の間の政務調査費の減額を検討する
  財政事情を考慮し、当面の間の議員報酬の削減を検討する
  審議会における県会議員への報酬は、原則廃止する
  議会費から支出する海外視察については、財政事情を考慮して、当分の間、
  自粛(必要最小限度に)する、グリーン車は使用しない 他

  なお、適切な改革が行われるまでの間、私たちは以下のように対応する。
   1.費用弁償は受け取りを辞退する
   2.審議会報酬の受け取りを辞退する
   3.政務調査費の領収書は自主的に全面公開する



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