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第60号(2007年夏月) |
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4月8日投開票の県議会議員選挙において、皆さんから14,428票(得票率9.1%)をいただき、当選を果たすことができました。(公職選挙法上、お礼を述べることはできません)。 県政改革を望む住民の皆さんの熱い思いをひしひしと感じた選挙結果でした。この結果を心に刻み、これからの4年間、大胆に県議会と県政の改革を進めていきます。 |
□ | 06年度の県議会の予算は約30億円。06年度の県会議員の年収は約1567万円。その上に常任委員会の委員長になると役職加算がつき、会議出席のための手当である費用弁償が、尼崎市選出の県会議員には、1日7000円支給されます。(実際の交通費は1日800円程) |
□ | 県議は、議会費を使って任期中1回海外視察が可能。政務調査費は議員1人につき月20万円が会派に、さらに議員個人に月30万円、合計月50万円が支給されます。政務調査費の領収書は、事務費・事務所費・人件費については不要。その他の5万円以上の支出については、この6月に任期が始まる議会から、領収書の添付・公開が義務付けられました。これだけのお金を使って、県会議員は、どれほどの仕事をしているのでしょうか。 |
◆ | 尼崎市議会では、年4回の本会議のうち3回は一般質問ができ、年1回は代表質疑か予算特別委員会での総括質疑ができます。質問する場の違いはあっても、議会毎に質問することができます。 |
◆ | 県議会は、一般質問ができるのは4年で2回だけ。同じ会派の中で、発言しない議員の発言機会を譲ってもらおうとしても、積極的な発言希望者ばかりであれば、できない相談です。代表質問(各会派一人)は議会毎にできますが、構成人数が6人以上の会派に限られています。県議会は構成人数が多いため、発言機会が減るのは仕方ないにしても、あまりにも少なすぎます。これでは、十分な行政のチェックができません。 |
◆ | 議員は発言するために存在します。議会における発言の機会と時間を増やすべきです。そして別途、直ちに都議会のように「文書質問」ができる制度を作るべきです。私はその実現まで、知事などに対する公開質問状を出すことにします。 |
◆ | 常任委員会の傍聴は、市議会においては原則公開ですが、県議会では委員会の許可が必要で、開催30分前に申し込まなければ傍聴できない閉鎖的な仕組みです。 |
1年目丸尾まきは、総務常任委員会に所属することになりました。初めての委員会で驚いたのは、議案の審議があったにもかかわらず、質疑をする議員が丸尾以外に誰もいなかったことです。賛否が大きく分かれるような内容ではなかったのですが、それでも住民の立場から、疑問点は質しておくべきでしょう。県議会は、驚くことばかりです。参考までに、2回目の委員会では、議案の審議がなかったからか、多くの発言者がいました。 |
4月県会議員選挙で、芦屋の1人区を勝ち抜いた、山田みち子さんと会派を組むことにしました。会派名は「みどりの風」。山田さんは、市議を2期務め、環境問題や福祉の問題などに力を尽くしてきました。市民派として同様な立場で働き、環境問題に対する価値観が近い山田さんとは、よい連携ができそうです。2人会派であれば、議会運営委員会にオブザーバー参加ができます。当面会派には所属しないと決めた稲村さんとも連携していきます。 |
▲ | 本会議で一般質問等が行われる時は、連日会議が開催されるため、遠方から来る議員は、宿泊が必要です。そのため県議会では、宿泊希望者に対し1泊16,500円の宿泊料を支給。併せて、県議会は、県議が格安の宿泊料で泊まれるように、近隣のホテル12ヶ所と提携しています。その金額は、以下の一覧表にあるとおりです。 |
▲ | 一般的な解釈として、議員に支給される宿泊料には、夕食代も含まれます。仮に、Hの1泊5千円のホテルに泊まり、1500円の夕食を食べたとすると、1泊毎に1万円の差額が議員の懐に入る計算になります。Cの宿泊料1万2千円のホテルに泊まっても、先ほどと同様に考えると、1泊3千円の差額が生じます。宿泊料は、本来は実費弁償ですから、実態と大きな開きがあることは問題です。(参考:地方都市宿泊時1泊14800円) |
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