第56号(2006年8月)






ごみ箱撤去できれいになって経費も節減

1)バス停のごみ箱を撤去しませんか

2006年度予算で計上されたバス停設置の「ごみ箱」のごみ回収費用は、約4060万円です。私はいくつかごみ箱の中身を調べましたが、家庭ごみと空き缶が大半でした。年4千万円もの費用をかけて、バス停のごみ箱設置は必要なのでしょうか。
風呂屋の前にあるバス停のごみ箱の撤去要請をし、一昨年の12月に、ごみ箱を撤去させた武庫元町にある「泉温泉」のご主人にお話を聞きました。「ごみ箱に家庭ごみが放り込まれ、ごみ箱が一杯になれば、ごみ箱の周辺にレジ袋に入れたごみなどが捨てられ大変汚かった」と言われていました。ごみ箱を撤去した後は「たまに吸殻や空き缶が捨てられていることはあるが、以前に比べるととてもきれいになった」と述べられています。
芦屋市は数年前にバス停のごみ箱を全面撤去しました。担当者は「ごみ箱を撤去してきれいになった」と話しています。
これらの結果から、バス停のごみ箱を撤去すると、周辺がきれいになることは間違いありません。また、ごみ箱の設置数が減ることは市財政にも貢献できます。
皆さんの家や店の前などで、バス停があり、ごみ箱が設置されていれば、その撤去を考えてみてください。
ごみ箱撤去要請は、
市環境美化担当6409-1333まで。


2)公園のごみ箱を撤去しませんか

公園のごみ回収費用は2006年度予算で約5090万円。先ほどと同様、公園のごみ箱を撤去した三反田公園のある三反田第2町会の山下勝之町会長にお話を聞きました。「公園にごみ箱を設置していたときは、家庭ごみなどが大量に捨てられ、週1回の収集で、ごみは規格外の特大ごみ袋7枚ほどにもなった。ごみ箱が一杯になれば、その周辺にごみが捨てられ散乱し非常に汚い。しかしごみ箱を撤去してからは、週に2回地域の人たちがごみ拾いをし、週1回の収集でごみ袋1〜2枚程度で済むようになった。多少ポイ捨てごみなどはあるが、以前のようにごみが大量に散乱することはない」と述べられていました。この事例からもわかるように、地域の努力も大きいのですが、公園のごみ箱を撤去すれば、家庭ごみの投棄が減少し、ごみの全体量は大きく減ります。
バス停と違って、公園はごみ箱を撤去しても、落ち葉やポイ捨てごみなどの収集で、週1回の回収作業があるので、ただちに回収費用が下がることはありません。しかし、ごみを大きく減らせれば、収集頻度を見直すなど、間違いなくコスト削減につなげることが出来ます。 公園のごみ箱についても、地域でごみ箱を撤去してみようとお考えのところがあれば、市土木事務所にご連絡下さい。
ごみ箱撤去要請は、
市土木事務所6422-5294まで。



県会議員の政務調査費
不透明な支出内容の変更、返還が相次ぐ

兵庫県、西宮、尼崎のオンブズが県議会政務調査費問題の追及を始め、問題を指摘した後に、収支報告書の支出内容を変更する事例が続出しています。
例えば、小田議員は、当初「ロシア視察」で政務調査費を使ったと収支報告書で報告しながら、問題が指摘された後に「フランス視察」であったと報告書を変更しました。
一般的にこのような形で収支報告書が変更されることはなく、極めて異例な事態です。このような収支報告書の変更が認められるのであれば、監査制度は機能しなくなり、不正支出の責任が問えなくなります。
また、政務調査費の返還も相次いでいます。このような状況でありながら、県議会は過去の実態を調査することも考えていないようですし、領収書の公開にも抵抗しています。




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