第53号(2005年11月)






男女共同参画社会づくり
「男が先、女はあと」でなく

教育現場では男女混合名簿の実施を

「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会を形成すること。」

これは、現在作成中の尼崎市男女共同参画社会づくり条例案において「男女共同参画社会」づくりを定義したものです。

市審議会の女性委員の比率は、04年度では24.6%

男女雇用機会均等法ができ、トラックの運転手・ガードマンなど、今まで男性だけが働いていた分野で、女性の労働者をよく見かけるようになりました。お茶くみについては、まだ女性が行う割合が多いですが、男性がお茶を入れるのも見かけるようになりました。市会議員にも女性が増え45人中10人(22%)が女性で す。市審議会の女性委員の比率も、04年度では24.6%になっており、02年度と比べ4.5%増えています。市の課長以上の管 理職も、まだまだ少数ですが増えています。今後、社会のあらゆる面で、男女共同参画が実現するよう、取り組みを進めていく必要があります。

一人ひとりが男女の別なく

非常に重要なのが学校教育です。学校では、名簿・入場行進・整列など男女を必要以上に分けているように見受けられます。「男が先、女はあと」ではなく、一人ひとりが、男女の別なく尊重されることが大事です。 
教育現場での「男女混合名簿」については、大半の自治体が導入しており、尼崎市は大きく取り残されています。まずは学校現場から、男女共同参画社会づくりが必要です。 




新議会会派メンバー

4人で会派を作り「虹と緑」と命名しました。虹は、多様性。緑は、環境、平和、人権などの象徴と考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
                      酒井 一、弘中信正、都築徳明、丸尾まき


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