第48号(2004年5月)






スポーツ振興事業団理事長 天下り人事をただす
「天下り公表」から「天下り廃止」へ進もう

元助役や元収入役などの市幹部職員が、自動的に外郭団体の役員に天下ることについて市民の根強い批判があります。
予算議会において、丸尾まきは天下り人事について白井市長に質しました。
「スポーツ振興事業団理事長は、2002年度は助役が兼任し無報酬であったが、2003年度は年300万円の報酬で元収入役が専任している。今の厳しい財政状況の中、助役を兼任させていれば年300万円の費用負担が必要ないにもかかわらず、なぜ元収入役を専任させることを決めたのか。また、新年度の天下りについてどういう方針で臨むのか」
市長の答弁は、「施設管理のあり方など多くの課題を抱える中で、専任として長年の行政経験を団体の運営に活かしていただきたいとの思いから推薦した」
「今年度から外郭団体の役員等の採用に当たっては、団体での内部登用や公募も視野に入れ、主体的な判断に基づいて行うよう各団体に依頼している」とのこと。
昨年度は、外郭団体への幹部職員の天下り公表をしただけですから、新年度の方針は一歩進んだものになります。この方針が具体的に実施されて改革が進むでしょうか。市幹部職員の外郭団体への再就職結果の公表を待ちます。
幹部職員の思惑や、退職幹部の再就職先を斡旋する役人の個人的利害ではなく、公正公平で透明度が高く、公益につながる人事を望みます。



県教委 小学1年で35人学級を実施

1年生だけでなく もっと学年幅を広げて

新年度から兵庫県教委は小学校1年生での35入学級の実施を決めました。従来は1クラスの定員は40人であり、世界の国々の中でも最も1クラスの生徒数が多いとの批判があり、今回の県教委の見直しは評価ができます。
国立教育政策研究所の調査では、学力だけでなく学習態度も1クラス20人以下が最も好ましいとしています。他の学年を含め、さらに少人数学級(少人数指導含む)を進めていかなければなりません。



編集後記

最近「形状記憶シャツ」「形態安定シャツ」を着ると首の回りがひどくただれます。何度洗っても駄目。 加工時に使うホルマリン等が問題のようですね。
「形状記憶シャツ」を着なければいいのですが、最近は「形状記憶シャツ」と表示していない加工シャツが出回っているから困ってしまいます。「形状記憶シャツ」等の表示義務付けが必要ですよね。


容器包装リサイクル法に拡大再生産者責任を盛り込むよう求める国会請願署名活動を実施中。
(ご協力をいただける方は丸尾まで)


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