第41号(2002年8月) |
● | 宮田市長が市長公用車として従来から乗っているのは「センチュリー」。この黒塗り最高級車は、二酸化 炭素排出量多く、フロン使用量多く、鉛使用量削減が不十分で環境にとって全く悪い車です。 |
● | ところが2年前、宮田市長は公用車として環境に優しいハイブリッドカー「プリウス」を購入しました。 現在は通勤など市内ではプリウス、市外に出る時はセンチュリーと使い分けています。市民には環境に配慮をしている市長だと装い、一方で環境に悪いセンチュリーを使うことには何の抵抗もないようで宮田市長の環境問題への意識が問われます。 |
● | 国道43号線公害訴訟の歴史的和解を受けても、尼崎市当局が新たな自動車公害対策を何もしないのは、この宮田市長の環境意識が大きく影響しているのではないでしょうか。 |
● | また、価格が約1千万円もするセンチュリーを市当局はリース契約して、毎年212万円のリース料を払っています。プリウスのみの使用にすれば一切必要のない経費です。市長は無駄な経費のかかるセンチュリーの使用を止めるべきで す。併せて、市行政はお金がないのですから、他の黒塗り公用車の使用も止め、低排出ガス車など小型低公害車に切り替えるべきです。 |
順位 | 車 名 | 排気量 (cc) | 10・15 モード燃費 (km/l) | CO2 排出量 (g/km) | フロン 使用量 (g) | 排ガス規制 | 鉛使用量削減 | 値段 (万円) | 備 考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ホンダ インサイト | 995 | 35.0 | 67.4 | 550 | ☆☆ | AA | 210〜 | |
2 | スズキ アルト | 658 | 30.0 | 78.6 | 500 | ☆ | A | 83.3〜 | |
3 | ホンダ シビックハイブリッド | 1339 | 29.5 | 80.0 | 550 | ☆☆☆ | AA | 209〜 | |
4 | トヨタ プリウス | 1496 | 29.0 | 81.3 | 500 | ☆☆☆ | AA | 218〜 | 市公用車 |
5 | ダイハツ ミラ | 659 | 27.5 | 85.8 | 380 | ☆☆☆ | AA | 102.8〜 | |
6 | トヨタ ヴィッツ(エコパック) | 997 | 24.0 | 98.3 | 430 | ☆ | AA | 94〜 | 注1 |
7 | ホンダ フィット | 1339 | 23.0 | 102.6 | 450 | ☆☆ | A | 106.5〜 |
1 | 日産プレジデント | 4494 | 7.0 | 337.0 | 800 | B− | AA | 792〜 | |
2 | トヨタ センチュリー | 4996 | 7.2 | 327.6 | 1000 | ☆ | A | 925〜 | 市長公用車 |
3 | いすゞ ビッグホーン | 3494 | 7.6 | 310.4 | 750 | B | AA | 386.3 | |
4 | 三菱デリカスペースギア | 2972 | 7.7 | 306.3 | 970 | B− | 未 | 286〜 | |
5 | 日産エルグランド」 | 3498 | 7.8 | 302.4 | 990 | ☆☆☆ | AA | 321〜 | |
5 | 日産キャラバンDX | 2388 | 7.8 | 302.4 | 700 | ☆ | AA | 216〜 | |
7 | トヨタ プラド | 3378 | 8.0 | 294.8 | 700 | B− | A | 302〜 | |
7 | トヨタ アルテッツァジータ | 2997 | 8.0 | 294.8 | 600 | ☆ | AA | 289〜 |
表はグリーン購入ネットワークのホームページに載っている情報等を基に燃費の良いもの順に作りました。車名、排気量が同じで燃費、排ガス対策等が異なるものがありますが、省エネベストセブンでは同一車名、同一排気量で、最も良いものを、省エネワーストセブンでは最も悪いものを記載しました。 排ガス規制は☆☆☆:超低排出ガスレベル、☆☆:優低排出ガスレベル、☆:良低排出ガスレベル、B:現行新型車規制に適合、B−:現行規制に適合。星が多いはど環境対策が優れています。 鉛使用量削減はAA:日本自動車工業会2005年目標達成、A:2000年目標達成、未:未達成 注1:ヴィッツはアイドリングストップ機能付き車のデータです。 |
今年度から国民健康保険出産資金貸付制度が出来ました 出産育児一時金を受給予定の人に24万円を無利子で貸し付けます。後日支給する出産育児一 時金を償還に充てます。 国保年金課給付担当 TEL6489−6420 |
▲ | 4年任期の尼崎市長の退職金が3554万円ということは、「ほうれん草通信」でお伝えしてきました。考えてみれば、宮田市長は市職員OBであり、収入役や教育長を歴任してきたので、その職を辞める毎に退職金をもらっています。市職員を辞める時にもらった退職金の正確な額はわかりませんが、最低でもこれ位という金額は推定できます。 それらの退職金の合計と今年12月に支給される市長退職金3554万円をあわせると、宮田市長が受け取る退職金総額は1億円を突破することは間違いありません。(下表を参照) |
▲ | これらの退職金はすべて市民の税金によって賄われます。財政状況が厳しく、福祉が切り捨てられ市民生活がおびやかされる中で、市の最高責任者がこんなに多額の退職金を手に入れること。「市民は納得せよ」と言うのですか。宮田市長さん。 |
役 職 | 在職期間 | 退職金額 | 備 考 |
---|---|---|---|
市職員 | 約27年 | 1324〜1897万円 | |
収入役 | 3年半 | 約656万円 | |
教育長 | 4年 | 約963万円 | |
市長1期日 | 4年 | 約3554万円 | |
市長2期日 | 4年 | 約3554万円 | 今年12月支給予定 |
合計 | 42年半 | 1億51万円〜1億624万円 |
<非常勤特別職>の報酬を調べました。「固定資産評価審査委員会」だけではなく、「選挙管理委員会」の委員長と委員の報酬、および議員から選ばれる「監査委員」の報酬を、近隣市と同規模市と比較しました。(下表を参照) | |
▲ | 選挙管理委員会の委員長報酬額について、人口が同規模の自治体の中では突出して高いことがわかります。職務内容が変わらないのに、報酬だけが高いのは問題であり、見直すべきです。 | ▲ | また、議会選出「監査委員」の報酬は、従来から高すぎると指摘されています。下表では鹿児島市に次いで高い額になっています。今回表記した12自治体の報酬平均額は、66,100円です。これらも行財政改革の対象とし平均的な水準にすべきです。 |
人口 | 選管委員長 | 選管委員 | 議会選出監査委員 | |
---|---|---|---|---|
尼崎市 | 約46万人 | 226,500 | 121,000 | 93,700 |
西宮市 | 約42万人 | 194,000 | 104,000 | 85,000 |
芦屋市 | 約8万人 | 155,000 | 95,500 | 48,000 |
伊丹市 | 約19万人 | 157,700 | 95,400 | 56,300 |
宝塚市 | 約21万人 | 132,500 | 76,000 | 66,000 |
川西市 | 約15万人 | 81,800 | 58,400 | 56,700 |
姫路市 | 約47万人 | 126,000 | 84,000 | 74,000 |
岡山市 | 約62万人 | 95,500 | 60,000 | 49,500 |
静岡市 | 約47万人 | 73,500 | 56,500 | 61,000 |
船橋市 | 約54万人 | 66,000 | 48,000 | 63,000 |
松山市 | 約47万人 | 57,900 | 46,000 | 42,000 |
鹿児島市 | 約54万人 | 82,000 | 65,000 | 98,000 |
目次へ戻る |