第40号(2002年5月)






自治体の情報公開度ランキング
尼崎市失格!手数料徴収はダメ

情報公開を阻む壁 閲覧手散料一件300円

 3月に全国市民オンブズマン連絡会議が全国(都道府県等)情報公開度ランキングを発表。兵庫県は29位とまん中より少し下で、あまり積極的に情報公開しているとは言えません。
 その情報公開度ランキングに、尼崎市(市民オンブズ尼崎)も参加しました。その結果、尼崎市は情報公開請求時に閲覧手数料1件につき300円をとっており、それが市民の公開請求の妨げになっていることから「失格」となりました。

































1 長崎市  30   15   20   65   30   95   86 
2 函館市 30 15 10 55 30 85 77
2 宇都宮市 20 15 20 55 30 85 77
4 海老名市 20 15 15 50 30 80 72
4 岡山市 20 20 10 50 30 80 72
4 熊本市 20 15 15 50 30 80 72
7 茅ヶ崎市 15 15 15 45 30 75 68
7 静岡市 20 15 10 45 30 75 68
7 岡崎市 20 15 10 45 30 75 68
7 豊川市 20 15 10 45 30 75 68
7 高知市 10 15 20 45 30 75 68
12 新潟市 10 20 10 40 30 70 63
12 別府市 15 15 10 40 30 70 63
14 綾瀬市 20 15 20 55 10 65 59
14 和歌山市 30 15 10 55 10 65 59
16 金沢市 10 10 10 30 30 60 54
16 日田市 15 15 0 30 30 60 54
18 豊橋市 20 15 10 45 10 55 50
18 大分市 10 15 0 25 30 55 50
18 臼杵市 10 15 0 25 30 55 50
21 松江市 10 15 10 35 10 45 40
22 下関市 10 10 10 30 10 40 36
失格 尼崎市 20 15 0 35 30 65 59
失格 福島市 10 5 0 15 10 25 22

「首長得点」の採点基準は、首長交際費の公開度が全面公開であれば30点、開示度が低くなれば点数も低くなります。尼崎市は病気見舞いの場合、相手先氏名を一律に非公開としており20点。
「議会得点」は、視察旅費の資料開示において、視察先の選定理由などを明記した企画書や旅行社の選定過程などがわかる資料が存在し、かつ公開されていれば30点。尼崎市は視察先等の記載した文書はあるものの、視察先や旅行社の選定過程がわからないことから15点。
「庁議得点」の項目は、尼崎市では局長会議になります。オンブズとして意思形成過程の公開度を知るために調査しました。議事録や配布資料など発言内容や議事の過程がわかれば20点になります。尼崎市は全面非公開で0点です。
「制度運用得点」はコピー代の評価です。1枚10円までは30点(満点)なので、尼崎市は満点です。但し尼崎市は情報公開時に閲覧手数料をとっているので失格です。宮田市長の情報公開に対する「消極的」な姿勢がランキングに現れています。


介護事業者情報は兵庫県ホームページの活用を http://www.wam.go.jp/hyogo/kaigo/hyoka


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