第32号(2000年5月) |
尼崎市学校給食 遺伝子組み換え食品を排除へ |
◆ | 遺伝子組み換え食品の学校給食からの排除については、文教委員会において白井文議員が、去年12月の本会議では丸尾牧が質問をしました。この予算議会では市民自治クラブの代表質疑として酒井一議員が同様の質問をしました。 |
◆ | それに対して市教育委員会は 「遺伝子を組み換えていない食材利用のため規格表を作っている。食材の納入業者等から遺伝子組み換えでないことを確認の上、使用するよう努めている 」 と答弁しました。以前よりも一歩踏み込んだ答弁です。 |
◆ | 遺伝子組み換え食品は、ラットの免疫力低下等の影響があるとの実験結果などが出ており、安全性に疑問があることから、今回の市教委の判断は適切なものと思います。 今後は、市教委が適切に行政事務を行うよう監視していくことと、より厳密な区分をするようにチェックしていくことが必要です。 |
インターン大学生 市議会で学ぶ |
<議会を傍聴して、もっと市政に関心を!> |
今年3月の1ヵ月間、二人の学生が、社会勉強として議員の仕事を見てみようと、酒井さんと丸尾牧につきました。 感想を簡単にまとめていただきました。 |
私は、神戸大学法学部1回生で辻野恵理子と申します。 この3月の間に丸尾議員に色々と教えて頂いたのですが、行政や議会は複雑すぎてぼんやりとしか把握できませんでした。ですが、その中で私なりに感じた事は 「政治の中で私達は市政を最も大切にすべきではないのか 」 という事です。 私自身、このインターンを体験するまで国際の方に目を向けることが多く、市政は全く目を向けた事のない世界でしたが、私達の生活にダイレクトに関わっているのは国政ではなく市政なのです。 福祉にしても困ったことがあれば私達の生活をダイレクトに変えようとしてくれるのは市政なのです。ですから、もっと市政に関心を持って下さい。議会傍聴などといった形ででも市政に関わって見て下さい。市民の皆様がいらっしゃる事で議会の雰囲気も変わり、議員の議会内の態度も変わると思うし、ひいては市政自体も向上するのではないかと思います。 最後になりましたが、本当にふつつかで青い私の面倒をいやな顔ひとつせずに面倒をみてくださった丸尾議員、ありがとうございました。 |
議会の恥!爪切り議員 |
余談をひとつ付け加えておきます。 辻野さんが委員会を傍聴していた時のことですが、古参の I 議員が突然、爪切りを持ち出して、手の爪を切り始めたようです。会議中に迷惑な話ですが、それからその I 議員は、手の爪だけに止まらず、足の爪まできれいに切っていたようです。 私たち尼崎市民が選んだ議員の中に、このような場所をわきまえない厚顔無恥な議員がいるとは本当に恥ずかしい限りです。 皆さんも議会傍聴に来て、野次、居眠り、爪切り議員等をチェックして下さい。 |
JR立花駅にエレベーター設置決る |
この新年度予算で、JR立花駅のホームへ降りるエレベーター設置の補助金3700万円がつきました。これで、いよいよエレベーターが設置されることになります。完成は2001年1月末の予定です。 駅の北側から、改札口に上がるエレベーターは、現在、工事業者との契約が終わり、間もなく建設に取り掛かります。完成予定は、今年の6月頃です。 駅の南側については、商業施設のエレベーターを利用することになります。 市民が運動をして実現したエレベーターです。 署名にご協力いただいた皆さんありがとうございました。 |
国民健康保険条例 |
<本人8割給付を7割給付に改悪> |
組合健保などが本人8割給付であるにも関わらず、国保を7割給付にするというのは非常に問題です。 市当局の改定の理由は、「 財政状況が厳しいこと 」 「他都市と比べて高い保険料を下げるため 」 等ということです。 しかし、この問題の最も根本的な解決方法は、政府管掌の健保、組合健保を一元化することだと思います。そして、一元化までの暫定期間は、国保被保険者の保険料、利用料が他と掛け離れないよう市の財政支援等で切り抜けるべきではないでしょうか。それが社会的公平というものです。 宮田市長、これ以上、国保加入者を苦しめないで下さい。 |
市民の金・職員を使う外郭団体の情報公開 |
14団体は積極的に公開 非公開が4団体 |
◆ | 現在、尼崎市には 「株式会社 」 を含め市当局が出資等している団体が24あります。 市はこれらの外郭団体に対して、職員の派遣用地の無償貸与、財政支援等様々な支援を行っています。しかし多くの団体は、財政状況について十分な情報公開をしていないため、こうした支援の必要性を検証できません。 |
◆ | そういう状況を改善するために 〈市民オンブズ尼崎 〉は、半年ほど前に 「外郭団体の情報公開を求める陳情 」 を議会へ提出しました。それを受けて各外郭団体は公開の検討に入りました。市当局の説明によると「14団体が積極的に情報公開を検討、4分の1は国の公益法人の開示基準に沿って公開する方向、4団体は非公開 」 ということです。 |
◆ | 市当局から財政支援等を受けながら、その必要性の裏付けとなる資料は出せないという団体が少なからずあります。情報公開しないのは、外郭団体に天下り職員がいるからなのでしょうか。 |
◆ | もっと積極的に外郭団体の情報公開を進め全ての外郭団体の情報が公開されるよう、市当局・外郭団体に強く求めていきたいと考えています。 |
新しい市民議員の誕生へバックアップ学校開く |
組織と地盤の選挙に風穴をあけよう |
◆ | 現在の議会は、住民投票条例案を否決するなど時代の流れについて行けずに機能不全に陥っています。 |
◆ | 市民の願いを無視し、自らの利益のみを追求する議員は私たちには不必要です。 |
◆ | 組織エゴや地域エゴにとらわれることなく自由な発想で、自由な行動ができる普通の市民が議会へ入っていくとことが、今、求められています。 |
◆ | 立候補のためのお手伝いとして、自治体政策や選挙の方法について、勉強する場を設けます。立候補を考えていなくても地方政治に関心のある方の参加は大歓迎です。 |
◆ | パックアップスクールへの皆さんの参加をお待ちしています。 ( バックアップスクールはあくまで学びの場です。選挙は各々で担っていただきます ) |
日 時 | 講 師 | テーマ | |
第1回 理 念 |
4月15日(土) 一時半〜4時半 |
宗 正誼さん(武庫川女子大教授) 村上 稔さん(徳島市議) |
市民の政治とは? 住民投票と議会の役割 |
第2回 女性政策 |
5月20日(土) 一時半〜4時半 |
辻元清美さん(衆議院議員) 森屋裕子さん(女性政策コンサルタント) |
議会における女性の役割 自治体における女性政策とは |
第3回 福 祉 |
6月17日(土) 1時半〜4時半 |
中村大蔵さん(特養ホーム施設長) 飯田 浩さん(尼崎市議) |
介護保険から見えてくるもの 福祉先進自治体を目指して |
第4回 環 境 |
7月22日(土) 1時半〜4時半 |
八木 修さん(能勢町町議) 山田美智子さん(芦屋市議) |
ダイオキシン問題と地方議員 環境市民運動から議会へ入って |
第5回 財政・情報公開 |
8月26日(土) 1時半〜4時半 |
森池豊武さん(市民オンブズマン兵庫世話人代表) 岡本隆吉さん(知る権利ネットワーク関西) |
オンブズから見た自治体 情報公開が全ての基本 |
第6回 選 挙 |
9月23日(祝) | 藤沢純一さん(箕面市議) 白井文さん(尼崎市議)・酒井一さん(尼崎市議) |
選挙ノウハウ伝授します |
【 参加料 : 6回通し4,800円、 1回のみ1,500円、 学生は半額
】 申し込み、問い合わせ先 丸尾牧 TEL/FAX 06-6422-3339 できれば住所・名前・電話番号を書いてファクスでお申し込み下さい。 [ 主催 ] 市民を議会へバックアップスクール実行委員会 [ 後援 ] 市民オンブズ尼崎 |
ビデオ・ワールド 映画紹介 |
フライド・グリーン・トマト |
2つのストーリーが交互に展開されていく。何が原因かはっきりわからないまま夫との生活に不満を持つ女性が、病院でニニーという女性に出会い、イジーとルースについての話を聞いていく。その度に少しずつ彼女の生活が変わり、何が問題なのかが見えていく。 南部の黒人差別の強い土壌の中で自由奔放に生きていくイジー。夫の暴力に直面しているルースに、別れるように言い、連れてきてしまう。そして、二人でカフェを始める。そこで出されたメニューの一つが青いトマトのフライ、「 フライド・グリーン・トマト 」 の題名である。 暴力の限りを尽くした夫は死んでしまう。誰が犯人か? 女性解放と黒人差別の二つのテーマが描かれており、生きる励ましを与える映画である。サスペンスとしても良くできており楽しめる作品である。 (H.M記) |
市民の声(要旨) |
上ノ島Nさん | |
◆ | 1学級の人数を40人から35人、30人に減らすべきだと思います。 |
◆ | ほうれん草通信で、市議会でのやりとりのダイジェストや市議会議員の主張、考え方の比較表を取り入れては。 |
【牧 : 議員の主張等を市民に伝えるのは大事なことです。ご意見を参考にし、今後の通信の編集方法を検討します】 | |
稲葉荘Oさん | |
◆ | 駐輪場の利用料150円は高いのでは。 |
立花町Nさん | |
◆ | 健康保険料が高くなる記事にはショックでした。年金生活に入りつつましやかに暮らしているのに保険料が高くなるのは困りものです。 |
栗山町Aさん | |
◆ | 川のゴミを掃除してくれる市の人が今年は1回も来てくれていません。どこへ連絡すればいいのでしょうか。 |
【牧 :市の窓口は、土木事務所維持第2担当 TEL 6422-5268です。ここへ連絡してください。】 | |
久々知Bさん | |
◆ | 市議会ドイツ訪問で議員達は何を見てきたのでしょうか。ただの観光に税金を使われたのですか。大変腹立たしいです。 |
大庄西町Hさん | |
◆ | 国保の件ですが、保険料が高くなり過ぎです。もっと安くして下さい。 |
◆ | 市議の人数が多すぎます。議員の勉強が足りない。今の議員は市民のために働いていない。 |
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