第17号(1996年8月)






地球を守る99の方法
大変だ! 地球環境

【 人口が爆発する】

 現在、58億人を超える世界人口が、今のままでいくと、2050年には、百億人を超えるといわれています。
 日本はすでに人口爆発は終わっているのですが、アジアを中心とする第三世界(発展途上国)では急激なスピードで人口が増加しています。
 百億人の人々が、現在の日本人と同じような生活をすれば、すぐに地球は破綻しま す。
 残り45年とも言われている石油資源を初め、天然資源は底が見えはじめ、地球環境も終わりが見えてきたような気がします。
 また、世界の穀物生産は頭打ちで、人口爆発により、極めて近い将来に世界的な規模での食糧不足に陥るものと思われます。
 わたしたちは、早急に日常の暮らしを、持続可能なレベルへと見直すと共に、「人口を増やさなければならない」という日本 社会の価値基準を、転換させなければなりません。
 さらに、世界で突出した自給率の低さを誇るあわれな日本ですが、私達の意識を含め、農業の回復を早急に図るべきです。



尼崎市議会カラ出張事件検察審査会
「不正出張を反省」に疑問あり!

市民の力で再発防止の徹底を

私たちは、全議員が不正出張に関わったカラ出張事件で、詐欺・虚偽公文書作成の罪で全議員を刑事告発していました。
しかし、検察は起訴猶予処分(犯罪行為は認める)で不起訴相当という判断を下しました。
その判断に不満を持ち、私たちほ、検察審査会に審査を申し立てていましたが、検察審査会は、不起訴相当という検察の判断は 妥当だという結論を下しました。
審査会の結論の大切な部分を紹介します。

不正出張一覧(1991年〜92年) 実態調査委員会判定に基づく
氏  名 会派 件数 金 額 氏  名 会派 件数 金 頼
安田 勝 5 507,240 古家 隆敏 2 90,520
石本 晟 7 631,890 岡本 富博 3 214,000
小野 清一 7 660,670 佐藤 健次 4 256,790
日下 章 5 508,120 下川 検事 5 321,780
小西ヨシ子 5 446,940 高屋 龍一 4 204,640
末広 稔 4 356,490 能村 正一 4 243,580
高岡 一郎 6 579,190 西中 進 2 87,370
高木 信夫 7 547,270 平田 茂行 4 137,400
谷川 正秀 6 300,880 桝 正 2 55,770
寺本 初己 6 618,900 御厨 俊弘 2 71,270
中川日出和 5 462,560 三宅 光子 2 72,280
波多 正文 6 549,840 吉野 和康 2 56,690
三木 宏 5 624,640 長浜 勝彦 7 345,760
宮野 勉 2 287,170 粕川 順子 3 120,430
安浪 順一 5 568,070 高島 英明 6 292,300
小柳 久嗣 11 753,460 長谷川みさを 4 139,530
魚谷 祐三 8 473,770 吉田正三朗 4 179,390
奥村 雅造 8 628,550 吉村 勇 2 63,530
掛井 正彦 6 443,220 佐野 忠利 2 96,490
塩見 幸治 3 159,350 西野 信夫 6 268,750
中野 清嗣 7 502,130 藤原 軍次 6 235,970
中村 四郎 10 672,490 伊東 信生 9 560,470
宮城 久幸 6 514,200 片平 康博 7 251,120
湯口 昭夫 7 482,570 米田 守之 2 57,910
井口 和子 8 747,150 中村 忠法 10 1,057,200
多田 敏治 7 792,590 飯田 浩 2 89,340
合 計        269件    19,389,630円

明=明政会、公=公明党、社=社会党、共=共産党、民=民社党、無 ≡無所属
なお、魚谷祐三氏、伊東信生氏は故人です。

検察審査会の結論の大切な部分

(カラ出張のお金を)返済したからといって、罪を免れるというのは釈然としない。
社会的制裁が十分になされたとは言えず、被疑者全てが反省をしているのか疑わしい。
ぎりぎりの選択の未、本件について不起訴相当としたが、この間題をうやむやに終わらせてはいけない。
不祥事の再発防止にはチェック機能の検証の徹底とさらなる充実化が必要だ。
市民の信頼を裏切るような不祥事が再び生じないよう万全の措置がとられることを強くアピールしておきたい。

ほうれん草通信は再生紙を使用しています。


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