第16号(1996年5月)






税1万円を還付申告
住専処理負担に抗議

 住専処理に税金を投入することに反対し、抗議の意味を込めて、丸尾まきは近畿の市民派議員と共に税金の還付請求を行いました。住専よりも被災者を救済すべきです。
                        (写真左から二人目が丸尾まきです)

所得税の還付申告に先立ち、住専処理案に抗議する市民ら
14日午前9時25分、大阪市北区南扇町の北税務署前で
                        朝日新聞


残念!「住専」意見書を採択せず
阪神震災地で尼崎のみ 【税金の投入反対】を言えず

 阪神間では、尼崎市議会のみがしていない「住専への公的資金の導入反対」という意見書を国へ提出するよう、市民から陳情が出ていました。
しかし、その陳情を総務委員会は継続審議にしました。
時間的なことを考えると、事実上、意見書を提出しないことを決めたのです。
 それに反対して、市民自治クラブ(酒井一、丸尾まき)と無所属議員5人の計7人は「意見書を提出すべきだ」と本会議において議案提案しました。
しかし、新政会の議員から議案を継続にすべきだと動議が出され、賛成多数で議案は継続審議にされました。
事実上の廃案になりそうです。

今議会で意見書を採択すべきだとした会派と議員 意見書を採択せず継続すべきだとした会派
市民自治クラブ
宮城、飯田
白井、内田
北川
共 産 党
新 政 会
連合新党市民クラブ
社 会 党
清 風 会
公   明



お料理一口メモ

 有機水銀は頭にたまり、化学汚染物質は内臓、えらに多いので、頭、わた、えらは、きれいに取ります。特に腹の中は、ぬめり、血をしっかりと落としましょう。魚の表面には、新鮮に見せるために薬剤がかけられている場合があり、うろこもしっかりと取ります。煮る場合のあくとりも重要なポイントです。魚を焼く場合は、強火の遠火か、ホイルで包み焼きにすれば、焦げ目を避けることができます。



予算特別委員会 丸尾まきの総括質議


(中国鞍山市との環境交流を〉

まき: 中国は硫黄酸化物では世界最大、窒素酸化物では世界第2位の公害排出国である。
十分な公害予防措置は取っておらず、日本にも酸性雨として被害が及んでいる。その他の公害を含め、中国の環境破壊で世界が転ぶかもしれない。
尼崎市の公害克服のノウハウや、簡単な検査機器・機材の提供等、環境分野での交流を図るべきではないか。
当局: 中国の環境破壊は、深刻であるとの認識を持っている。
今後、協力・支援が可能か検討をする。
【まきの意見:環境破壊は、時間との戦いでもある。早急に実施を図るべき。】

〈24時間ホームヘルプに訪問看護も〉

まき: 24時間巡回型ホームヘルプ事業は評価できる。
しかし、ヘルパーが夜間巡回する場合、床ずれの処置や、人口肛門の処置、痰の吸引等の医療行為はできない。
結局家族がそのような行為を行うことになり、介護の負担があまり軽減されないのではないか。
枚方市では夜間の訪問看護モデル事業を実施するようだが、訪問看護の組み合わせをするつもりはないか。
当局: 現在のところ難しい。将来的には検討課題。
【まきの意見:特別養護老人ホーム、グループホームの建設等の施策と平行し進めるべき】

〈市民参加で森づくりを〉

まき: 猪名川、藻川周辺、加えて遺跡、自然林などを「自然の文化と森」に整備する構想がある。
猪名川自然林の復元等評価できるのだが、この構想を策定するにあたって、意思形成過程での市民の声の反映、決定に市民が参加するべきだと思うがどうか。
当局: 構想策定委員会を設置し、地元の人達を始め幅広い市民参加を推進して行く。
【まきの意見:今後、閉鎖的な他の分野でも同じように、市民参加を進めてほしい。】

〈官官接待の情報公開と厳格な基準を〉

まき: 新年度の食料費の見直し額、個々の事業の見直し額を示せ。
当局: 食料費は、保育所給食費を除いて、472万円減。事業毎の総額は減額しているが、一人あたりの予算については、1万2千円で変更していないもの、あるいは1万円から5千円に見直したものもある。
まき: 法学者、弁護士が度々指摘しているが、県議・市議を接待した場合、贈収賄罪の可能性が出てくるが、違法性の認識はあるのか。
当局: 問題ないと思っている。
まき: 国の事務監査の後の接待は、国の事務を歪めようとしているように思うが、目的と成果を示せ。
当局: 研修の場と理解しており、事務執行に生かしている。
まき: 予算減額の基準、考え方がわからない。
また、市民の理解を得るために厳格な接待基準を設けるべきではないか。
西宮市昼食一人1500円、夕食3000円以内、酒類は禁止。
伊丹市3000円以下限りなく0に近づける。
西脇市昼食1200円、夕食3000円である。
当局: 基準をつくることは考えていない。
まき: 情報公開の拡大等市民の理解を求める気はあるのか。
当局: 公開の拡大はしないが、市民の理解を得られるような執行に努める。
【まきの意見:内容の無い答弁。市交際費を含め接待の情報公開の徹底。
料亭、居酒屋、ホテル等での接待はやめ、公共施設に限定。
アルコールをやめ、厳格な接待基準を作るべき。】

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