第15号(1996年新春)






審議会ってな〜に?

「審議会」とは、行政用語では付属機関と呼ばれ、行政事務等にかかわる調停、審査、諮問または調査のための機関です。
具体的には「都市計画審議会」、「環境審議会」、「環境影響評価審議会」などがあり、耳にされたこともあるのではないでしょうか。
法律、条例に基づいた審議会は、尼崎市には73設置されていますが、表に示しているように市民に公開されている審議会は、現在ありません。
市民を無視する行政のあり方が端的に表れています。
これが宮田市長の言う「対話と信頼」のようです。
「審議会」は行政の意向に沿った提言・答申しか出さず、行政のトンネル機関に過ぎないという強い批判があります。
「審議会」公開の状況
  公開している
審議会数
非公開の
審議会数
尼崎市 0 73
逗子市 9 3
中野区 15 8
堺 市 24 26
墨田区 10 12
那覇市 38 8
伊丹市 0 19



お料理一口メモ   ハム・ソーセージ

 保存料ソルビン酸カリウムの表示のないものを買います。なぜならこの保存料は発色剤の亜硝酸ナトリウムと反応して発癌性物質ができる可能性があるからです。
ハムは八〇度ぐらいのお湯に一分位つければ、添加物が4割ほど出ます。
ソーセージは切れ目を入れゆでると、やはり半分位の添加物が出ます。
炒めたときの汁を捨てるだけでも違います。
でも、やはり添加物の少ない、色のあまりついていないものを買うのが賢明です。



地球を守る99の方法

大変な環境破壊 → 二酸化炭素のこと

 二酸化炭素(CO2)は保温効果が高く、濃度が上がれば気温が上昇します。二酸化炭素増加の主な原因は化石燃料等の燃焼によって生じています。
国連IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は次のように報告しています。

過去16万年はCO2濃度が安定しており、200(氷河期)〜280ppm(温暖期)でした。
現在は360ppmを超えています。(温暖期との差80ppmは、氷河期と温暖期の差と同じ)
100年以内に地球の平均気温は3〜4度上昇します。
世界的な気候変動、海面上昇で食糧危機、難民など深刻な事態に陥ります。
現状の二酸化炭素排出量は、すでに地球の吸収能力の3倍オーバーしています。
途上国の多くは先進国の生活レベルを求めて同じ道を歩んでいます。
このままでは100年後500ppmを突破し、地球は熱暴走を始め、制御不可能になります。
先進国は早急に二酸化炭素排出量を1/3以下に削減しなければなりません。

私たちができることは、大量消費大量廃棄社会を見直すこと。
交通機関を自動車から鉄道等公共交通機関にかえていくこと。
神戸空港、新規高速道路の建設は交通需要を掘り起こし、危険な一歩を踏み出すことになります。
<参考資料‥地球村地球環境ブックレット>





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