第14号(1995年11月)






なんと裁判所・検察職員も接待相手!

これが尼崎市の官官接待!

尼崎市の官官接待一覧表(1994年度一部抜粋)
実施日or
支出日
集会名等 接待相手 場所 接待費用 一人当たり
金額
5月25日
(1994年)
尼火会 公的施設代表
(裁判所、検察等)
総合文化センター 176,341 10,000
5月26日 市政協議会 阪神県民局 割烹若松 60,000 10,000
7月15日 厚生省監査 厚生省 (有)クロ木 360,000
7月21日 創生尼崎の会総会 国官僚他 東京会館 7O8,248 12,000
8月4日 兵庫県防災訓練 建設省・県 総合文化センター 90,750 6,000
8月18日 市政協議会 県議・市議
(市民自治クラブ、無所属、
総合文化センター
共産党は宴会には参加せず)
308,005 12,000
9月29日 河川改修完了検査 県職員 ロイヤルパレス阪神 70,510 6,000
10月20日 自治省来尼(昼食) 自治省 ホテルニューアルカイック 81,739 11,000
11月22日 生活保護指導監査 厚生省? (株)日乃出商事 82,317
12月26日 港湾官庁連絡会議 運輸省・県 尼崎商工会議所 55,208 5,000
3月7日 災害復旧査定(昼) 国・県 錦松亭 56,205 5,665
                            (注:?は調査不十分のため確認できず)

 全国で問題になっている官官接待。尼崎市でいえば、兵庫県や国の官僚に対する接待ですが、例に漏れず尼崎市もたくさんの官官接待が出てきました。
94年度総額約280万円。接待場所は、料亭、居酒屋、ホテルなど様々です。市民の税金でお酒を飲み、宴会をするというのはおかしな話です。
 国から補助金をもらわなければ、自治体運営ができないという構造的な問題はありますが、地方分権を進めるためにも、官官接待は廃止すべきです。
 ちなみに高知県、宮城県、秋田県、滋賀県、徳島県、仙台市、高知市、松戸市、札幌市など官官接待の廃止を表明した自治体が、次々に出てきています。市長のやる気さえあればできるのです。
官官接待に対する皆さんの意見を「いいたい放題欄」や葉書等でお寄せ下さい。



下水道使用料 企業優遇の値上げ

市民自治クラブは反対

一般家庭の使用水量は0〜20立方mです。
今回の改正で平均14.3%値上げになり、その上消費税が加わり、総値上げ額は16〜18%になります。
震災で生活再建の見通しのたたない方がたくさんおられる中で、震災復興・生活再建のための一定の期間は、公共料金の値上げは避けるべきです。
また尼崎市の場合、表にあるように、下水の使用量が多い企業の料金負担割合は非常に低く、その分市民に負担が上乗せされている訳です。
その負担割合の見直しがされないままでの値上げについても納得ができません。
以上のような理由で市民自治クラブは下水道使用料の値上げに反対しました。

各市の水量別下水道使用料(工業都市比較)   単位 円
水量 立方m 尼崎市 改正案 姫路市 大阪市 堺 市 川崎市 福岡市
10 500 581 540 303 700 401 576
20 1,250 1,457 1,150 643 1,550 1,226 1,874
50 3,950 4,609 4,230 2,415 4,850 4,707 7,632
100 9,200 10,789 10,380 6,226 11,850 13,153 18,035
500 53,200 62,701 76,580 47,941 79,850 105,544 132,571
1,000 110,700 130,681 184,580 111,801 174,850 239,547 287,586
5,000 589,450 697,696 1,140,580 750,401 1,234,850 1,389,027 1,696,626
10,000 1,239,450 1,470,196 2,335,580 1,641,351 2,634,850 2,923,727 3,880,226
50,000 6,679,450 7,938,596 11,895,580 8,768,951 13,834,850 15,201,327 21,349,026
100,000 13,479,450 16,024,096 23,845,580 17,678,451 27,834,850 30,548,327 43,185,026
200,000 27,079,450 32,195,096 47,745,580 35,497,451 83,834,850 61,242,327 86,857,026


地球を守る99の方法
【自動販売機の使用は極力減らしましょう!】

ヨーロッパ等ではほとんど見かけない自動販売機が、日本には山ほどあります。
この自動販売機は非常に多くの電力消費をするのです。
自動販売機の年間の電力消費量は75〜80億kwにもなり、100万kwの原子力発電所の年間発電量60億kwを上回ります。
原子力発電所が2つ必要になるわけです。
私達が自動販売機での消費にブレーキをかけることで、原子力発電所をひとつでもふたつでも減らせることができます。

市民自治・環境・福祉のまちづくりを


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