「ありがとう」
H14.12.23
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今ごろ,ってことになってしまいますが,冬になるとどうしても思い出してしまいます。
2年前の冬,私はボロボロの状態でした。
ある人の生と死と向き合っていたからです。
毎朝,病院の窓を見上げては,
「今日もちゃんといてくれるかな?」
「いなくなってたりしないよね?」
「少しでもいい状態でいてくれるかな?」
って不安な気持ちでいっぱいになっていました。
日に日に状態が悪くなっていくなかで,ドアを開けて顔を見るのもこわかった。
痛々しい姿を見ているのがつらかった。
でも,一緒にいるときにはできるだけ普通に,楽しくいられるように
精一杯心がけました。
一緒にいるときだけは安心していられたのかもしれません。
そして,「明日またね」って願うような気持ちで
窓を見上げながら帰っていく...。
病院を離れていても絶えずその人のことが気にかかって,
ほかの事は全然手につかなくって。
でも,...いってしまいました。
その後,しばらくはほんとにだめでした。
私を励まそうとしてくれていることは頭では分かっていても,
「その人のためにも,あなたがしっかりしないと」とか
「いつまでも悲しんでいてはよくないよ」とか
そういう言葉をすんなりと受け入れることはできませんでした。
そのときの私には,悲しむことが必要だったんだと思います。
そして,目一杯悲しんで,
やっと少しずつ笑えるようになっていきました。
一番,つらかったとき,
一般論じゃなく,私の姿を見て,言葉を聞いて寄り添うような言葉をくれた人たちは,
今でもやっぱり特別な存在になっています。
そして,同じ悲しみで涙を流した人たちの存在も。
去年の冬は,また別の悲しみがあって,考える余裕がもてなかったけど,
この冬は,あらためて,支えてくれた人たちに
「ありがとう」
を伝えたいなぁって思っています。
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