『空への手紙』
H14.6.21
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『種まく子供たち』というHPに『空への手紙』というコンテンツがあります。
(最近本にもなりました。書店に並んでいます。)
私もたまに立ち寄らせていただいています。
くわしくはHPをご覧いただきたいと思いますが,亡くなった方への想いをまとめたものです。
そちらはとても詩的な美しいものになっているので,恐れ多くてカキコはできませんが,
私もちょっと想いがあります。
気持ちの整理をつけるために,少し書いてみようかと思います。
病院に入院している子たちのための学級,少し前までそこが私の職場でした。
子どもたちは病院という非日常の空間で,
「普通の」毎日を求めていました。
学校に行って,友だちとおしゃべりしたり,勉強したり,
ほめられてうれしくなったり,いたずらして叱られたり。
ほんの少しでも,そういう「普通の」毎日に近づける時間を過ごせたら……。
そう願って子どもたちと過ごしてきました。
「学校」というものの意義,「学ぶ」ということの意味を考えさせられる
とても大切な日々でした。
私の人生観を変えてしまうような出会いも,ほんとにたくさんありました。
今現在もつらい治療に耐えている子どもたち。
元気になって退院していった子どもたち。
我が子のことを全身で想うお父さんやお母さんたち。
ひたむきに子どもたちを支える医師や看護師さんたち。
そして,
たくさんの人たちに見送られて,一足先に空へと旅立っていった子どもたち…。
それまで,「生きること」や「死ぬこと」の意味なんて全く考えたことのなかった私でしたが,
嫌でも考えざるをえない状況におかれて,
はじめて真っ向から考えさせられることになってしまいました。
昨日までそこにいて触れることのできた人に触れることさえできなくなってしまうということが,
本当にやってきてしまうんだということの前で,ただただ呆然としている私がいました。
何度あっても,その度に乗り越えなおさないといけないっていう程度にしか
気持ちの整理はできていません。
そして,最前線から逃げて・・・。逃げたという意識すらなく,逃げていたんだと思います。
そのことに,今になって気づいてしまいました。
でも,すこし距離ができたことで,
(忙しさにかまけて前みたいにじっくりと向き合うことはできませんが)
あらためて考えさせられている部分もやっぱりあるんです。
息をしているかどうかが本当に大切なことではなくって,
どう生きようとしているかが大事なんだっていうこと。
少し冷静になれればそれがよく分かるのに,
いざ,生死の境目にいる子を目の前にしてしまうとその冷静さを見失ってしまう・・・私の悪いくせ。
どんなときでもその子にとってのベストを着実に考えられる,
そういう強さを身につけたいなぁってつくづく思います。
それは生死にかかわるようなことだけじゃなく,もっと他のことにも言えるはず。
そういう強さを,今の場所で身につけていくことが,今の私にできることなんでしょう。
一足先に空へ行った子どもたちに,
「何もできなくてごめんね」と「絶対に忘れないからね」と「大事なことを教えてくれてありがとう」を伝えて。
それから自分自身に,
「目の前のことから目をそむけずに,よく見て,よく考えて行動に移しなさい」を伝えて。
今の私にできることから,少しずつチャレンジしてみようと思います。
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