GTREXって何だ?
1.GTREXとは
それは、SONY製のWindowsソフトウェア。トラベルアルバムクリエイターという副題で、
その名の通りに自分が訪れた場所の写真(ようは旅の思い出)を時系列に並べて管理できる。
標準パッケージにはGTREX専用(Navin’Youでも参照可能)の全国版地図が付属している。
写真はデジカメで撮影したものでも何らかの方法でパソコンに取り込んだものでもOK。
写真(旅の思い出)の管理だけでなく、作成したアルバムごとにホームページを自動作成することも出来る。
また、アルバムをカラープリンタに印刷することも可能。
ここまでだと、「単にデジカメ写真を管理するソフトウェアか...。」と思うのが誰しも。
しかし、このGTREXなるものは、ハンディGPS「SONY PCQ−HGR3シリーズ」との連携が可能なのである。
ハンディGPSで収集した位置情報のログをGTREXに取り込むことができるのだ。
つまり、場所(位置情報)はハンディGPSで記録し、風景(映像、画像)はデジカメで記録しておく。
そして帰宅後、GPSログを元にポイント(旅先)ごとにデジカメ写真を整理することができるというわけだ。
今までは、旅先で撮ったデジカメ写真はそのままほったらかし(ハードディスクにいれっぱなし)にしていたのだが、
GTREXを使用するようになってからは、場所と画像を同時に管理するようになり、撮りっぱなしということは無くなった。
また、旅や散歩の時の新たな楽しみなった。
2.実際に使ってみる
ハンディGPSのログ情報と撮影した時刻情報とを比較(?)して自動的に各情報ポイントにまとめてくれる。
これは、どこらへんで撮影したものかがわからなくなってしまったデジカメ写真が簡単に整理できる(オートロケーション機能)。
また、まとめたものをカードとして管理するので、このカードに対してコメント(感想やメモ等)を記入できるのだ。
また、まとめたアルバムをホームページとして出力してくれる点も面白い。
利用方法としては、こうだ。まず、ハンディGPSを持って適当にほっつき歩く(出歩かなければ何も始まらない)。
次に気に入った物体(風景も含む)やヒューマノイド(通常は人物というらしい)を被写体にしてデジタルカメラで撮影する
(とにかく撮影しなければこれも始まらない)。一通り撮影して気が済んだら次の場所へ速やかに
(べつに速やかでなくても機能する)移動する。そして再び撮影する...。
ほっつき歩いて行うことはこれだけである(当たり前か)。あとは隠れ家に戻ってハンディGPSのログとデジカメ写真を
パソコンに吸い取る。そしてGTREXで整理する。これだけだ。
ただ、前提条件としてSONY製ハンディGPS「SONY PCQ−HGR3シリーズ」が必要となることを忘れてはならない。
少し大きめなPCショップなどで入手可能であるが、もし近所になければ
SONYのホームページ
から購入することも可能だ。いずれにせよ、GTREXのパフォーマンスを最大限に引き出して有効活用するには
ハンディGPSは不可欠な存在となってしまう。しかし、あちこちほっつき歩いて(旅に出て)デジカメ写真を
パシャパシャ撮りまくる人にとってはありがたい存在になるかもしれない。
だが、最終的には人間が整理する(パソコンにデータを取り込む等)作業があるので、ズボラな人や面倒くさがりの人は
ダメかもしれない...。
3.面白い?(感想など)
人によって差があるとは思うが、個人的には結構面白いソフトウェアだと思っている。
ただ、登録したデジカメ写真のコメント文字数がもう少し多めに入力できたらとか、
データの保存先やらが指定できない等といった不満点はあることは否めない。
また、Netscape系のブラウザでも動作するとあるが、実際はちょっとアヤシイ動きになってしまうことがある。
今後のバージョンアップやアップデートプログラムの配信で期待したいところである。
ほかにもいろいろな人がGTREXを使用してホームページを公開しているのであちこち見て回ってから
考えるのもいいかもしれない。