サ ン カ ク ウ ミ ウ シ



 体長15mmほどの個体です。名前や姿形からも何の変哲もないウミウシに見えますが、さにあらず。ウミウシガイドブックを見ても
似ているようなのはいるのですが、ズバリがみつからず、ネットでもいろいろ探してもなかなかみつからず、ようやく沖縄在住のボー
ランド先生のサイトでよく似ているのを見つけました。ただ、体色や触角の色が少し違うので、思い切ってかねがね勉強の為に見
ていたウミウシフリークが集まるサイトに投稿してみたところ、これだということがはっきりしました。相模湾産後鰓類図譜には載って
いるらしく、その記述を引用して説明していただきよく理解できました。やはりここは勉強になります。

                                                  2003. 1. 13. 「バンドウの根」ポイントにて

 当初ヒオドシウミウシ Halgerda rubicunda としていたものですが、例のウミウシに詳しい人が集まる掲示板で、なんと
小野篤司さんからのご指摘をいただき、サンカクウミウシ Siraius immonda と訂正します。

                                                                 2003. 1. 19.

再訂正です。和名サンカクウミウシは変わりませんが、学名を Siraius nucleola と変更します。詳しく書きますと長くなります
ので割愛しますが、現在の最新の学名としてはこうなるそうです。もう一つ、前回の訂正で小野篤司さんからご指摘をいただいた
と書きましたが、私の勘違いで、別の方でした。両ご本人がこれをご覧になることはまずないとは思いますが、ご本人はもちろん
その他の方にも混乱を引き起こしたことをお詫び申し上げます。

                                                                  2003. 1. 24.