体長2センチほどの個体ですが、今回の中で同定に一番苦労しました。一見フジタウミウシ科の仲間かと思いましたが、 二次鰓が体後方にあることや、別角度からの写真で尾を縮めているのを確認できたので、イロウミウシの仲間であると判り、 体中に白い小さな点があることと触角がリング状に茶色く染まることからあたりをつけ、オーストラリアの研究家ラドマン博士 のサイトで確認したところ、これだと判りました。ウミウシガイドブックに載っている個体は背中の部分がもっと黄色っぽいの ですが、ラドマン博士のサイトに投稿されていたマーシャル諸島からの報告のものにほぼ一致するものがありました。 イロウミウシの仲間は活動的なものが多いのですが、これは全く動かず、そのあたりも最初に迷った要因かもしれませんが、 なかなか楽しませてくれました。 2002. 5. 5. 「大串」ポイントにて |