体長3cmほどの個体。岩の上のトサカ類の中にいたのを秋太郎さんが見つけました。黒い外套幕に先が黄色い突起で 鮮やかな配色です。貝の図鑑などは、ほとんどが貝殻の状態のものしか写真が無く、このように殻が見えない状態だと名前 の探しようがありません。でも、これだけ印象的な貝なのですから、ダイバーの中には知っている人もいると思います。 いずれ名前が判ったら訂正します。 2002. 10. 27. 「双子瀬」ポイントにて としていましたが、ウミウシを見るために購入した“Coral Reef Animals of the Indo-Pacific”という本を見ていたら載ってま した。この先端が黄色い突起についてこの本によると、「Phyllidia madangensis(和名マダングイボウミウシ)」に擬態していて、 成長してこのウミウシよりも大きくなると、成体のウミウサギのような外套幕になるそうです。しかし、周りにいるものに擬態して こそ意味のあるというもの、日本にはほとんど例の無いマダングイボウミウシに擬態して意味があるのでしょうか。まあ、生物の 不思議さは十分感じられる話ですが。 2002. 12. 10. 更新 |