マナティ保護の活動



マナティは現在endangered species(絶滅の危機に瀕した種)の一種に数えられています。
自然界に天敵を持たないマナティが、ここまで数を減らしてしまった最大の原因は「人間」です。
人間をおそれずおとなしいマナティは、食用、またその毛皮を目当てに過去乱獲にあい、かなりの数が失われました。
現在ではマナティを捕獲したり殺したりすることは法律で厳しく罰されるようになっています。
しかし、それでも毎年多くのマナティたちがボートとの接触事故など、人間の行為が原因で死亡しています。
また、最近では赤潮によってマナティ生息地に大きな被害がもたらされました。
原因のはっきりしない大量死も多く報告されており、マナティ保護は緊急の課題となっています。



シーワールドの親子マナティ像 フロリダ州オーランドにあるシーワールドでは、Manatees:The Last Generation?と題されたコーナーで、マナティに関するビデオ上映を行っています。
また、傷ついた野生のマナティを捕獲、保護する活動も行われています。

ホモサッサのHomosassa Springs State Wildlife Parkでは、野生に戻す前のマナティのリハビリが行われています。
ここでは天然の泉がわき上がっており、自然の環境に近い中のマナティが見られます。

マイアミ水族館、ロゥリーパーク(タンパ)はマナティの保護、救出、治療などで名高いところです。

マナティ保護の団体としては、 Save the Manatee Club(500 N. Maitland Avenue, Maitland, FL32751) が有名です。
SMCでは、Adopt-a-Manatee programという活動を行っています。
これは、会員がBlue SpringまたはHomosassa Springsのマナティリストから一頭を選び、養育費を寄付することで、そのマナティの情報を定期的に知らせてくれるというものです。
SMCはインターネットによる情報発信も行っています。
マナティに関するリンクも充実していますので、興味のある方は是非ご覧になることをお薦めします。
英語ですけど(^^;)。
Save the Manatee Club ホームページへ



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