〜以下、うささんのメールより〜
今回のボランティアは参加者5名。内4名はアメリカ人でした。
すべて女性で年齢は30〜40代といったところでした。
さて、ボランティアの内容ですが、連日ポートに乗り込み湾や水路のような波の立たない非常に濁った割と浅いところにマナティーは住んでいました。
そこで、主任研究員の方が写真を撮り私たちはメモを取ったりおのおの写真を撮ったりします。
そして、夕方研究所に戻ってその日の何本目の何枚目に何というマナティが写っているかをシートに書き込むのです。
マナティーには傷が目印となってそれぞれ名前が付いているのです。
とにかくボートの上は日差しを遮る部分がとても少なくてめちゃめちゃ暑かった!私は時々長袖を着ていたけれどボランティアの内の一人は腕が火膨れして水泡ができるほどでした。
しかし、マナティーが現れるとみんな夢中になってしまうのでつい日焼けのことなど忘れてしまうのです。
野生の動物自体を日本では見ることはほとんどないので野生のマナティーを見たときは言葉にならないほど感激しました。
ほとんどのマナティーは数頭で行動していたり子供を連れていてよく遊んでいました。
しかし、実際にマナティー達の背中の激しい傷跡を見ると胸が痛みます。
かなり深い傷を負っているマナティーも少なくありません。
そしてまだピンク色をした生々しい傷も見ました。
まだまだボートの規制をきびしくしないと現状としては怪我を負うマナティーは減らないでしょう。
楽しかったことといえば、悪天候で午前中海にでられなかった日が3日ほどあったのですが、その時に研究所の水族館にいる2頭のマナティーに餌をやったり触ったりできたことです。
大きいとは思っていたけれど思っていたそれより遙かに大きかった!3mもあるんです。
ご存じの通り穏やかで人なつっこくおなかを向けて触られるのが好きみたいで近寄ってきては仰向けになっていました。
2週間という長いようであっという間の期間でしたが他のメンバーも動物や自然に興味があるようで仕事を終えてからみんなでビーチにウミガメの卵が埋まっている囲いを見に行ったりもしました。
また、自主的に買い物の帰りなどに水路に立ち寄りマナティーの観察もしました。
行って良かった。というのがありきたりですが私の感想です。
そして、英語があまり分からなかったので理解しきれない部分が多くありました。なので、また機会があれば是非行きたいと思っています。
デジカメを持っていないので写真をお見せできないのが残念です。