サーブプッシュはどうかな!

 

一応ご要望にお答えして作りました。
ただし、サーブプッシュの苦手な僕が・・・



***初級編***

○左足は前にして構えます。
  試合中は右足前で構えますが、サーブプッシュは左足前です。


○構える場所はショートサーブが来てもロングサーブが来ても取れる場所です。
  あまり前に構えるとロングサーブ取れない人が多いので、真ん中よりちょっと前くらいがいいと思います。
  ロングサーブ取れるようになってきたら、徐々に構える位置を前にしていきます。

○跳ね上げしない!!!
  相手のサーブをただ相手コートに返すだけの人が多いです。
  相手のサーブは全部ヘアピンで返しましょう。


***中級編***

その前に、ちょっとサーブプッシュについての考え方について。
   打ち方とかは基本的には普通のプッシュと同じです。(当たり前ですが)
   なので、サーブプッシュをショットとしてうまく打つには、基礎打ちでサーブプッシュの練習を徹底的にやれば、
   いいんです。そういえば、まだプッシュ講座はないので、とりあえず簡単な説明しておきます。
   学生時代でもそうですが、サーブプッシュは重要にもかかわらず、練習時間が少なすぎです。
   一日30分サーブプッシュの時間作れば、きっとうまくなると思います。
   (できれば、全面つかって、レシーブ付きの3人で)
       基本的ポイントとしては:@ネットぎりぎりに来た球をいかにネットにかけずに打つか。
                     Aネットぎりぎりに来た球をいかにプッシュを打つか。
                     Bネット前へ移動するスピードを早くする。
                     Cタッチを早くする。
      プッシュというショットはサーブ、ヘヤピンと一緒で、練習量に比例してうまくなるショットの一つだと思います。
      なぜかというと、ネットとショットの高さの微妙なバランスを体で覚えるしかないんです。
      あと、普通のプッシュと大きく違うのは、サーブプッシュは打点がいつも同じくらい、サーブのスピードも同じくらい、
      なので、練習しやすいということです。
      でも、またちょっと違うのはサーブプッシュは相手が打ってから、こっちが打つまで一歩しか出せないので、
      そこがちょっと難しいですが。
      ただし、細かいラケットの振り方とか構え方とか動き方は中級者には説明の必要はないと思うので、
      省略します。
      しかし、これはあくまで、サーブプッシュのショット練習です。
      いくら、この練習をしていてもサーブプッシュはうまくなりますが、
      試合でサーブプッシュを決めることができません。

ここからが、僕のいいたいことです。
   サーブプッシュって難しいですよね。サーブプッシュとか言いながら、プッシュになっていない場合が
   多いですよね。
   基礎打ちのサーブプッシュ練でプッシュできない人はさらに出来なくなります。
   基礎打ちのサーブプッシュ練でプッシュ出来てる人でもあまり出来なくなります。
   これは、なにかしら、サーブをプッシュできない要因がどこかにあるんです。

ということで、中級編ではサーブプッシュはできるという前提で、サーブレシーブをどうすればよいか
説明していきたいと思います。



○プッシュするなら、思い切り前に突っ込む。
  サーブはネットすれすれにくるので、サーブをプッシュする時にはラケットがネット直前まで行かなければなりません。
  サーブが浮いた時のプッシュはプッシュには入りませんね。
  あのネットスレスレの球を打つのがサーブプッシュだと思います。
  人によって、スレスレ度が違いますが、基本的には、シャトルをネット直前まで持っていける前に出るスピード!!!
  これがサーブプッシュの一番重要なことだと思います。
  サーブプッシュがいくらうまい人でも、サーブが完璧ならばプッシュされることはないし出来ないと思います。
  サーバーはいかにネットスレスレに打つか、プッシュする方はいかにそれをネット直前で叩けるか。
  逆にいうと通常のサーブはプッシュできるほど浮いていません。
  かすかに浮いたサーブをいかに叩くか・・・。
  やっぱり、ガンガン前にでるしかありません!!!。

  ガンガン前に出るには以降を参考にしてください。

○相手のサーブの癖を見つける。
   サーブは試合中何度も打つので、癖を見つけやすいんです。しかもパートナーにサーブ打つときなんかは絶好です。
   見るポイント:      
          ・ショートサーブを打つタイミング
          ・ロングサーブを打つタイミング
          ・ロングサーブをどれくらいの割合で打つか
          ・ショートサーブを打つコース(真ん中かサイド)
          ・ドリブンサーブ打ってくるか
          ・サーブうまいかどうか、サーブに自信がありそうかどうか


○相手の癖を見切って自分のプッシュを練習どおりできるようにする。
   相手が変わるとサーブプッシュできなくならないように、どんな相手にも練習と同じようにプッシュをします。
   とっても難しいですが、こんなのできるわけない!っと考えずに相手の癖を読むようにしていきます。
   最初のうちは、ショートサーブ下手そうな人だったら、どんどん思い切ってプッシュするとか、ショートサーブうまい人だ   ったら、プッシュを慎重にやる。というだけで、確実にサーブレシーブがうまくなります。
   いつも同じようにプッシュするのがよくないということです。
   どんなショットもそうですが、相手の癖がわかると極端にレシーブしやすくなります。
   初めての相手に弱い人、練習の時だけ強い人って言うのは、相手の癖を考えずに大体マイペースにやってしまう人に   多いです。相手のサーブに応じたプッシュができるようにしましょう。
   
  話が前後しますが、サーブプッシュの練習ずっとしてるとサーブ打つ相手によって、知らぬ間にサーブプッシュを
  相手に応じてしているはずです。もしくは、なにかに気づくはずです。一緒に練習している人なら、サーブ受けるとき、
  この人サーブがうまいとかサーブ下手って知ってるはずなので、試合でも、その時にプッシュの仕方をいろいろ
  考えることが重要です。
   

○プッシュ出来たら、ラッキーと考える。
   サーブプッシュできなくて、という人がいるとは思いますが、
   上にも書きましたが、初めて対戦する人の癖を読むのは大変で、読めないとサーブプッシュするのは大変です。
   特に練習ではサーブプッシュできるのにって、それは当たり前です。いつも一緒に練習している人ですから、
   プッシュしやすいサーブばかりでしょう。それはサーブ打つ人の癖がわかっているからです。
   ということで、がんばって、2セット目までになんとか相手のサーブの癖を読むようにがんばりましょう。
   無理なら、ヘヤピン、ハーフプッシュ等跳ね上げないことが重要です。
   ただし、僕もそうですが、相手のスマッシュが遅い場合はサーブプッシュを無理にヘヤピンするよりは、
   ネットにかけにくい、ハーフ、跳ね上げ、クロスの跳ね上げ等も有効です。

○プッシュは決まらない
   プロの試合とか見てもプッシュってそんな一発で決まらないですよね。
   サーブプッシュが決まるのは、相当の実力差があるときだけなんです。
   サーブのうまさとサーブプッシュのうまさは比例します。
   うまい人はサーブもうまいので、プッシュできないようなサーブなのに、プッシュする方もうまいので、プッシュ気味に   打ってきて、それがどんなすごいプッシュでも、また、レシーバがすごいレシーブ力を持っているので、決まらない。
   そういうもんだと思います。(自分のプッシュ下手をごまかしてますが)
   ただし、どんなショットも得意下手があります。サーブプッシュもそうです。
   うまい人でもサーブは下手な場合があります。そういうときはバンバンサーブプッシュしていきましょう。


○プッシュは絶対ネットにかけないのがいい。
   サーブプッシュで一発でサーブ権奪えると気持ちいいものです。
   しかし、それは、最高の結果であって、試合中はそうはうまくいかないです。
   サーブプッシュの目的はあくまで、相手に攻撃されないショットを打つということです。
   サーブプッシュされるようなサーブを打つ人は上級者はもちろん中級者でもいません。
   サーブプッシュが普通のプッシュと大きく違うことは、サーブプッシュはミスすると相手に1点入ってしまうことです。
   でも、サーブプッシュはミスしてしまうのはしょうがないです。
   どうするかというと、
    たとえば、相手が14点とってたら、サーブプッシュをミスれないでしょう。
          先に11点くらい取られていたら、調子よければ、プッシュを強気に行って流れを取り戻そうとかなります。
          相手に連続得点されていたら、ちょっと、大きく跳ね上げして、リズムを変えようかなとかしたり、します。
          まだラブオールだったら、サーブプッシュミスってもどうってことないでしょう。
   ということで、試合の流れの中で、サーブプッシュをミスしてもいいところでは、ガンガンプッシュする。
   プッシュミスしてはいけない場面では、確実性重視のプッシュをするということです。
   

○相手のサーブ打った後の動きを見る。
  サーブ打った人のサーブ打った後の動きは大体以下のように動くはずです。
    @まったく動かないとか構えすらしない
    A低い跳ね上げにヤマをはっている。
    Bヘヤピンにヤマをはっている。

僕の経験上@Aがほとんど、です。
で、何が言いたいかというとヘヤピン打てばいいということです。
ただし、ヘアピンばかり打っていると、ヤマをはられますが・・・

○相手のレシーバーの癖を読む。
  実はサーブプッシュのレシーブする人もとっても癖があります。(ワンパターンな人が多い)
  なので、サーブプッシュをそれなりに打って、レシーブして来た球を決めるというパターンはお勧めです。
   例:バック奥にプッシュするとクロスにネット前に落としてくる。→ネット前に張り付く
     必ずネット前に落としてくる。→ネット前に張り付く
     必ず跳ね上げてくる。→後衛にスマッシュがんばってもらう
     ドライブが多い。→そのドライブをクロスに切り返すとサーブ打った人が構えが間に合わなくていい感じ。
     実はフォア奥が弱い(女子に多い)→ネット前に張り付く
     など

○ロングサーブをスマッシュできるようにする。
  ロングサーブをスマッシュできないと相手はロングサーブを打つ回数が多くなるはずです。
  ショートサーブをプッシュされ、ロングサーブをスマッシュし、サーブ打つ相手にプレッシャーを与えることが大切です。

○ドリブンサーブのレシーブはミスしない。
   ドリブンサーブ打つ人って言うのはやはり癖があります。サーブ一発で決めにくる人が多いので
   まず確実に相手コートに返すことが重要です。下手にカウンタとかやろうとしてミスするよりは、
   跳ね上げちゃいましょう。(慣れてきたら、カウンタ狙いましょう。)
   相手は一発で決めることが目的です。ミスすると相手の思う壺です。
   あと、ドリブンサーブ打ってくる人は勝負どころや点欲しい場面で、必ずドリブンサーブ打ってきます。
   そこで、相手がドリブン打ってくるのを読んで、カウンタ狙っていきます。




   サーブプッシュはショットというよりも相手との駆け引きだと思います・・・。