第5章:中途半端なシャトル(ハーフ球、ドライブ)が来た時
実際の試合では、
中途半端なシャトルが多いですので、
シャトルを打ったパートナーが素早く動いて、それにあわせて、パートナーも動くのがいい感じです。
@パートナーがハーフ球を打ったとき
Aドライブ(自分たちがT−Bのとき)打ったとき
Bドライブ(自分たちがS−Sのとき)打ったとき
C跳ね上げが甘かった時
***@パートナーがハーフ球を打ったとき***
まず、ハーフ球を打った人は前にいくか、下がってサイドバイサイドになるか決めます。
前に行く場合はラケットを挙げておきましょう。そうすれば、パートナーが後ろに下がりやすくなります。
そして、次の敵のネット前が左右(ストレートかクロス)どっちにくるか予測できるとさらによいです。
下がってサイドバイサイドになる場合は、素早くサイドバイサイドになりましょう。
ただし、ハーフ球打って下がるとクロスのショートリターン(パートナーの前に落と)されるとパートナーが取れない
場合があるので、パートナーに応じて、敵のショットに応じて動きをいろいろ変えて見ましょう。
ハーフ球打った後の動きは人によって大体癖があります。
僕の場合は大体下がってサイドバイサイドになって、相手の跳ね上げを待ちます。
あと、ハーフ球打った後、全く動かない人がいますが、その人はきっと後ろは取れないので、パートナーは後ろに
下がりましょう。
組む人によって、動きの予測をしていくようにしましょう。
また、敵のハーフ球の処理も大体癖があります。
クロスにショートリターンと、ストレートに跳ね上げが一番多いです。
敵がちょっとうまいと、ストレートにドライブ、クロスに跳ね上げとかしてきます。
ハーフ球打って、前に行くとパートナーがついてこれない時がよくあります。
ハーフ球うっていない人はがんばって動くようにしましょう。特にトップアンドバックになろうとする場合は、
もう一人は素早く後ろに動いて、ストレートの跳ね上げを待ちましょう。
ハーフ球を打つときは、敵がヘヤピン打ったときと、サーブリターンのときが多いです。
その時は”次はローテーションしそうだな!”という動く準備をしておくとよいでしょう。動く動かないはまた別ですが。
***Aドライブ(自分たちがT−Bのとき)打ったとき***
基本的に前衛がドライブします。
トップアンドバックの時は前衛は敵のシャトルが甘かったら、前気味で構え、相手のシャトルが厳しかったら
後ろ気味で構えましょう。
そのとき後衛は相手が跳ね上げてくるのをじっと待ちます。前衛が抜かれたら、とりあえず後衛はなんとかして
シャトルを相手のコートに返しましょう。
後衛は基本的には相手の跳ね上げをじっくり待ちましょう。余裕があれば、クロスの切り返しドライブを待ちましょう。
ストレートのドライブは前衛にまかせるのがよいでしょう。
ドライブの時は常に動きながら打つので、図で書いたような基本的なポジションを気にせず、
前衛がすべてのドライブを打ち、相手に上げさせるようにがんばりましょう。
前衛は抜かれても後衛がそこそこカバーしてくれるので、前衛はヤマを張りまくって動いてください。
後衛は常に前衛のカバーをしてください。
前衛のドライブがいい感じの時は、相手の跳ね上げを待ちましょう。
前衛が攻め込まれている時は、前衛がドライブ抜かれたのをカバーしていきます。
***Bドライブ(自分たちがS−Sのとき)打ったとき***
サイドバイサイドでドライブする時は、絶対にドライブで後ろに抜かれないようにすることです。抜かれたら、
誰も取ってくれません。
ということで、ちょっと後ろ気味でドライブを打ちます(もともとサイドバイサイドなので守りですから)。
相手の球が甘かったらすかさず前に詰めながらドライブを打ちます。
もしくは、こっちがいい感じのドライブを打ったときはすかさず前にでましょう。
前に出るポイントは、こっちがドライブを打ったときに相手のT−B前衛が取れずに後衛が取ろうとした時がチャンスです。
前に詰めましょう。
逆にいうと、サイドバイサイドのときは相手の前衛を抜くようにドライブを打ち、前衛抜いたら、前に詰めるというのが、
S−SからT−Bに移行できるよくあるパターンです。
また、その移行する時は、前に詰めているパートナーを見たら、すかさずもう一人が後ろへ行きトップアンドバック
に移行しましょう。
前に詰めた人は抜かれてもいい、というくらいの勢いで前に出るはずなので、もう一人が後ろをカバーできると
いい感じです。
ドライブの時は常に動きながら打つので、図で書いたような基本的なポジションを気にせず、
とりあえず、基礎打ちのドライブする感覚でいくとよいです。
守りから攻めへ移行するチャンスなので、前につめていくよう意識しましょう。
***C跳ね上げが甘かった時***
跳ね上げが甘い時は素早くサイドバイサイドになりますが、
注意点としては、後ろに下がりながら打たないことです。
敵が打つ瞬間にサイドバイサイドになれなかったら、前気味でもいいので、その場で止まってレシーブするようにします。
つまり、動きながら、サイドバイサイドになろうとするよりは、サイドバイサイドになりきらなくても、止まって
レシーブしたほうがよいということです。