【少し前の日記】
銀座でフィリップ・ワイズベッカーを観る。原画は初めてで、ずいぶん楽しみにしていた。作品点数の多さもあってか、飽きることなくずっと観ていられる。この人の場合、描いている紙がただの真っ白でないのがポイントだ。あえて汚して作っているかと思うが、わざとらしくなくて好感が持てる。
続いて内藤礼の個展。今回際立っていたのは「熱」と「ピンク系の色」。お元気そうだな、と勝手に安心する。数年前、同じギャラリーでの個展のときは思わず涙が出た。ずいぶん印象が違うのには、見る側の心境も影響していると思うが。
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