フルクサスを数多くコレクション・常設している美術館があると聞いて出かけた。忘れられつつあるファンシーな避暑地、清里の町へ。たんぽぽ野原と、牛小屋と、畑の風景にあらわる、小さく白いモダンな建物。なぜか館内に漂うアットホームな空気。美術館ではなく、人の家に招かれたかのような感じがする。生活感があるというか。ポストカードや図録の販売コーナーはごちゃごちゃと全然整理されてない。おもしろい。おしゃべり大好きな館長は、来る人来る人に同じ言葉を繰り返す。「こんな美術館は他にはないんです!(後略)」
写真は次の日に訪れたギャラリー・トラックス。田園風景にぽつんと建つ。