日本の景色を描くにはなくてはならない松が、戦後どんどん枯れはじめた。
 九州から始まった松の枯損は、見る間に北上して、日本内地を殆ど覆いつくさん
勢いである。 その枯れ方も激しく、夏頃枯損の兆候が見え始めると、その年の
秋から冬に掛けて、たちまち真っ赤になって、200年生ぐらいの大きな松でさえ
枯れてしまいます。 

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